1日午後、目黒区役所にて、目黒区の高齢者福祉について、健康福祉部の保坂春樹部長、3人の課長(小野剛 介護保険課長、橋川久美子福祉総合課長、相藤巨高齢福祉課長)から伺いました。5人の公明党区議団((川原のぶあき・佐藤ゆたか・関けんいち・武藤まさひろ・はまようこ)も同席いただきました。
7月28日議員勇退後、東京目黒区を拠点に活動を進めており、地元の福祉(特に東京都)の理解促進のため、区議団にお願いしての2回目の勉強会。
目黒区の高齢者福祉の現状、目黒区第9期介護保険事業福祉計画の内容等を中心に伺いました。

【目黒区被保険者数などの現状と見込み】
1.目黒区の高齢者人口(高齢化率) 実績:令和5年度 5万5203人(19.7%) 推計:令和7度5万5560人(19.9%) 令和22年度(2040年)8万3012人(28.6%)
2.第1号被保険者数(65歳以上)令和7年度5万6287人 令和22年度(2040年)8万4098人
3.要支援・要介護者数  令和5年度 1万2683人(22.3%) 令和7年度 1万3143人(22.9%) 令和22年度 2万817人(24.5%)
4.年齢階層別認定率(令和5年) 60~69歳(2.4%) 70~74歳(6.0%) 75~79歳(12.3%)80~84歳(27.9%)85歳~89歳(51.6%)90歳以上(81.1%)
5.日常生活圏域の状況 5つの地区(北部・中央・東部・西部・南部)各地域包括センターが設置 (各地区の地域差がある)
・北部地区: 人口:4万641人 高齢者数:7581人   高齢化率:16.3% 認定者数:1548人
・南部地区: 人口:5万206人 高齢者数:1万808人 高齢化率:21,6% 認定者数:2386人 

【目黒区の介護サービス利用者数など】令和6年度見込み 月平均利用者数
・訪問介護   2400人(事業所数46) ・訪問看護  2561人(事業所数31) ・通所介護  1,548人(事業所数57)
・ケアプラン作成: 居宅介護支援 5416人(事業所数58) 介護予防支援 995人
・施設サービス: 介護老人福祉施設1041人   介護老人保健施設 215人 介護医療院 34人 

【目黒区の総介護費用】令和6年度事業費見込み
・総介護費用 216億7701万円 (介護保険給付費 207億7437万円・地域支援事業費 9億3833万円)
・介護保険給付費の内訳 
 居宅・地域密着・施設サービス     191億7614万円(居宅介護120億円、地域密着25億円、施設 45億円)  
 介護予防・地域密着型介護予防サービス  4億7974万円
 高額介護サービス 7億、 特定入所者介護サービス 2.5億  高額医療合算介護サービス 1.1億

【目黒区の特色ある事業】
(介護保険課)
・介護予防事業として「めぐろ手ぬぐい体操事業」
区民参加で、介護予防リーダー育成などの事業展開がされています。   
*介護予防の一環として年1回講演会を企画されています。今年は 私の愛媛県の同郷 酒向正春先生の講演会です。

『筋肉革命95』の著書で現在 ねりま健育会病院長。脳卒中リハビリのエキスパートでオシム監督や故長嶋監督のリハビリ医で有名。 
目黒区に呼んでいただき、嬉しかった時などお話ししました。

(福祉総合課)
・福祉のコンシェルジュ
福祉の相談窓口(福祉相談・くらし相談・住まい相談・ひきこもり相談)を実施;5つの地域包括支援センターにて
(また月末日曜日も区役所で開設。私も一度視察させていただきました。素晴らしい取組みです。ひきこもり支援も具体的に都と連携されて、取り組まれておられ参考になりました)
(高齢福祉課)
・有償ボランティアマッチング事業(令和7年8月よりスタート)  
 人手不足の介護事業と有償ボランティアのマッチング (事業者負担への支援)
 事業開始3か月で200名の区民の登録 60件の実績
目黒区の高齢者福祉の現状と今後の状況が大変よく理解できました。また東京都・国への要望なども大変参考になりました。
これからさらに介護現場を訪問し、施策を進めてまいります。大変にありがとうございました。