創立70周年記念大会「第10回全国手をつなぐ育成会連合会 全国大会東京大会/本人大会」が11月8日、9日大田区で開催されました。昨日に引き続き、来賓として9日も終日出席しました。


今回のテーマが「ともに生きる社会を目指して」。「ともに生きる社会」の実現は、私たちの誰もが叶えたい願いであり、「ともに生きる社会」をめざすことは、手をつなぐ育成会に課せられた大きな命題です。そのために、私たち一人ひとりに何ができるのか、何を学び、誰とともに歩み、ともに生きる地域社会を作るのか、一堂に会して考えるのがこの全国大会。


【記念講演:対談「ともに生きる社会をじんわりと語り合う」映画監督 和島 香太郎氏 × 野澤 和弘氏】
「ともに生きる社会」とは、特別な何かではなく、日常の生活そのものではないでしょうか。和島香太郎監督の映画『梅切らぬバカ』のストーリーや背景をひもときながら、野澤和弘氏の実体験なども交えつつ、「親子、家族、暮らし、福祉、幸せ」について、じんわりと語り合います。楽観的でも悲観的でもなく、時には面倒に感じることも含めて、「ともに生きる」について考えます。
自閉症の息子忠さんとその母親が、社会の中で生きていく日常をあたたかく誠実に描いた映画「梅切らぬバカ」は2021年11月公開されました。
「タイトルに込められた思い。加賀まりこさん・塚地武雄さんとのエピソード。映画制作の秘話など」が語られました。2人のやりとりを聞き、涙する場面が何度もありました。
大変感動しました。

全体会は中央情勢報告(又村あおい常務理事&事務局長)、次期開催地挨拶(神戸市:後藤久美子神戸市手をつなぐ育成会会長)、閉会の辞。
2日間の全国大会は13時過ぎ、終了となりました。
来年は神戸市開催です。参加を目指して、1年間頑張ってまいります。ありがとうございました。