リニエグループの皆様との「リハビリテーションに関する勉強会」開催(医師出身の原田・川村参議院議員やこども家庭庁担当官と)】
23日午後、参議院議員会館にてリニエグループの役員の皆様との「リハビリテーションに関する勉強会」を開催しました。
リニエグループ｜医療介護福祉等の制度サービスや自費サービスを展開
リニエグループは、多種多様なニーズに応えるために医療介護福祉等の制度サービス、また制度にとどまらない自費によるサービス等幅広い事業を進めています。グループ各社…
医師出身の2人の原田大二郎・川村雄大参議院議員、所管のこども家庭庁担当官が参加。NPO法人輝HIKARI 金子訓隆代表理事が同席。
リニエグループの参加者は4人:(株)リニエL 谷隆博社長、(株)三輪書店 青山智社長(リニエR社長)、竹中佐江子リニエR取締役、藤田康雄リニエL取締役、
リニエグループでは、リハビリテーションを通じて、児童発達支援や放課後等デイサービスにおいて、言語聴覚士(ST)や作業療法士(OT)などの医療専門職を活用した療育に取り組まれております。12月2日には大阪府の現地を視察し、課題について伺っています。(視察のブログ)
「ことば」の療育特化型 児童発達支援・放課後等ディサービス・保育所等訪問支援「リニエ プラッツ くずは」を視察(大阪府枚方市)
2日午前、大阪府枚方市内の「リニエ プラッツ くずは」をNPO法人輝HIKARI金子訓隆代表理事と視察。(株)リニエ 谷隆博社長、株)三輪書店 青山智社長(リニエR社長)、藤田康…
山本博司 
リニエグループの会社・取組概要などの説明を伺う。中でも重症心身障害児・医療的ケア児の通いの場など児童発達支援・放課後等ディサービス・保育所等訪問支援の運営課題についてお聞きし、意見交換。(下記内容)
【リニエグループ概要】
(株)リニエL(創立2012年:大阪中心)社員数279名(看護師68名、PT57名、OT64名、ST18名)
(株)リニエR(創立2010年:東京中心)社員数503名(看護師・助産師147名、PT98名、OT115名、ST41名)
・リニエRでの訪問看護2025年11月の全利用者3559名の内0～20歳未満1402名(約39%)。特に0～9歳の小児が急増している。
【現場から見た重心児・医療定ケア児の大きな課題)
- キャンセル問題と経営の不安定
- 制度の細分化と「壁」の弊害
- 判定基準の混乱
- 行政支援の過度な依存
【提言・要望のまとめ】
1.重心児・医療定ケア児が地域で安心して暮らすには、通いのみならず、在宅・通い、泊りの一体的サービス提供が必要。そのためには複合的サービス事業所の在り方を検討している事が求められる
2.事業者及びそこで働く専門職は、重心事・医療的ケア児への手厚いケアや共に過ごすインクルーシブな場を提供したいという想いがある
しかし、経営の不安定さや制度上の障壁により、理想の実現と継続的な運営の両立が非常に難しくなっている現状がある。一体的かつ包括的支援が求められる中、制度上の要件が細分化が進み、現場では人員及び設備要件を満たす事を優先せざるを得ない
3.重心児・医療的ケア児、神経発達症児の通いの場(療育)において、キャンセル状況を鑑み、包括算定(月額報酬制)の検討を。
4.インクルーシブ教育の実現のためには、設備・人員要件の柔軟な対応を。
そしてお子さんの疾患等が多様化する中で、個の特性に応じた専門的支援の提供のためには、専門職配置(看護師・リハ専門職)のさらなる評価が必要である。
さらに大阪視察の際の課題として、専門的支援体制加算や専門的支援実施加算の増額や人員欠員時における加配要件の充足と加算算定の可否なども議論が深められました。
1時間30分にわたり、大変有意義な意見交換会でした。令和9年度報酬改定や今後の施策に反映出来るようさらに、進めてまいります。
ありがとうございました。
