10日夕方、「第 8 回 超党派医療的ケア児者支援議員連盟総会」が参議院議員会館で開催。
議連顧問として参加。新しい方も入会し、120名の議連に。公明党から司会の里見 隆治 事務局長(参議院議員)、竹谷としこ代表代行(参議院議員)原田大二郎参議院議員、川村雄大参議院議員が出席。
来年の通常国会に医療的ケア児支援法改正を目指し、精力的に議連総会を開催しています。本日は「医療的ケア児支援センターの基盤・機能拡充について」議論を進めました。
(下記内容)
1.会長挨拶 野田 聖子 衆議院議員
2.医療的ケア児支援センターの基盤・機能拡充のために
1)医療的ケア児支援センター及び医療的ケア児等コーディネーターの 現状と課題 〜全国一斉実態調査 2025 より〜
医療的ケア児等コーディネーター支援協会 遠山裕湖 代表理事
2)先進事例紹介:「緊急時に備えた多職種連携チームの構築」
〜救急シミュレーション訓練の実践を通した取組み〜 長野県医療的ケア児支援センター 亀井智泉 副センター長
3)こども家庭庁より説明 「医療的ケア児支援センターについて」 小野雄大 支援局総務課長
4)質疑応答
【医療的ケア児支援センターの基盤・機能拡充のために】
・医療的ケア児支援センターの設置状況:47都道府県 76か所
1.医療的ケア児者と家族が直面している解決すべき課題
① 日常的な支援の不足 ②将来への不安の解消の遅れ ③行政の縦割り
2.実態調査からみる医療的ケア児等支援センターの現状と課題
① 深刻な人員不足: 68.9%以上のセンターが2名以下の専従職員と非専従職員で運営
② 単独体制のセンターも: 31.3%が専従職員1名のみ、 18.8%は専従職員なし
③ 改善は限定的: 職員を増やしたセンターは40%にとどまる
3.医療的ケア児支援センターの質的強化のために
① 財政基盤の標準化 ②適正配置基準の策定 ③運営基準の明確化
4.コーディネーターの現状問題解決のために
① セントラル研修の実施 ②スーパーバイズ体制の構築
5.ライフステージのスムーズな移行支援について
・基幹相談支援センターとの連携
自立支援協議会で地域課題として医療的ケア児者「地域生活支援拠点事業」の対象者であるとの認識を地域でもつ事が出来、緊急時体制を地域で考え、緊急時への予防的介入を積極的に行うとこが出来る。
医療的ケア児等支援センターは法整備当初から必要性と地域格差の是正・強化を訴え、全国のセンターを視察してまいりました。
本日大変貴重な提言等伺いました。感謝申し上げます。今後の法改正等に活かしてまいります。
終了後、広島県から参加されていた 全国医療的ケアライン(アイライン) 村尾晴美 代表らと野田会長と記念の写真も撮らせていただきました。。
ありがとうございました。
【オブザーバー参加団体】
・全国医療的ケアライン(アイライン) 村尾晴美 代表 / 本郷朋博 事務局長
・医療的ケア児者を応援する市区町村長ネットワーク 白岩孝夫 山形県南陽市長 / 後藤友紀 岐阜県岐南町長
・一社)医療的ケア児等コーディネーター支援協会 代表理事 遠山裕湖(講演者) 横田信也 副代表 / 事務局 大久保夏樹
・一社)全国医療的ケア児者支援協議会 黒木健太 理事 / 事務局 藤田順子 親の部会 綾 崇さん&優太さん(当事者)
・一社)日本小児在宅医学会事務局 医療法人財団はるたか会 前田浩利理事長、 飯倉いずみ 専務/池田有美/浦林李紗/大泉早也香
・一社)障がい児及び医療的ケア児を育てる親の会 工藤さほ 会長/江利川ちひろ監事
・一社)日本医療的ケア看護職員支援協会 木内昌子 代表理事 ・舩後靖彦 前参議院議員 / 株式会社アース 佐塚みさ子 代表取締役







