12日午後、目黒区上目黒の東京音楽大学TCMホールで開催された「東京音楽大学×藤田医科大学 コラボレーション・セミナー Vol.15」に地域の方と参加しました。
シリーズで開催されており、今回は「2025 認知症アップデート!:学ぶ 知る 備える」。音楽とのコラボで初めての参加です。参加費は無料で、多くの市民の皆様が来場されていました。
緑あふれる自然な環境の下、心身ともにリフレッシュ出来ました。講演された武地先生とも終了後、懇談できました。ありがとうございました。

第1部 藤田学園 | 健康セミナー : 一緒に考える 進化する認知症治療
講師 : 藤田医科大学 医学部 認知症・高齢診療科 武地 一教授
(講演の内容)
・認知症は脳におこる疾患で、わかりそうでわかりにくい病気。本人、そして周囲の人にも介護やお金のこと等様々な悩みをもたらしている。
・65歳以上高齢者3603万人のうち、 認知症443万人(12・3%)、軽度認知障害559万人(15.5%)合計27.8%。
・認知症の人や家族が孤立しない支援が求められています。
・認知症医療・ケアの現状とオレンジカフェ(認知症カフェ)の果たす役割、
・認知症の予防(発症リスクを減らす)するためにやるべき事項
・認知症の進行を抑制する点滴治療薬の使用が開始され、認知症基本法の成立により患者さんの意思が重視されるようになった
・また血液検査でアルツハイマー病が診断できるようになるなど進化を遂げている

第2部 東京音楽大学 | コンサート
ENSEMBLE(アンサンブル)BRAAAAAVI!(ブラービ)(木管五重奏)
フルート 玉田涼華(学部4年)、 オーボエ 工藤さくら(学部4年)、 クラリネット 丹羽美優(学部4年)、
ホルン YOKOTA Caterina Mayumi(学部4年) ファゴット 髙井亮佑(学部4年)
曲目 : J.イベール/3つの小品、 D.ミヨー/ルネ王の暖炉、 G.リゲティ/6つのバガテル

【武知一教授プロフィール】
1986年、京都大学医学部卒業。医学博士。福井赤十字病院、京都大学大学院、大阪バイオサイエンス研究所、ドイツ・ザール大学生理学研究所などで臨床・ 研究を行い、1999年、京都大学医学部附属病院にもの忘れ外来を開設。認知症を中心に高齢者医療、地域連携、介護者支援などに取り組んできた。
日本老 年医学会理事、専門医。日本認知症学会および日本老年精神医学会専門医。認知症サポート医。京都大学大学院加齢医学・講師および同臨床神経学・講師 を経て、2016年4月より藤田医科大学医学部(2018年10月10日より藤田医科大学医学部へ名称変更)認知症・高齢診療科 教授。
2016年度日本認知症 ケア学会・読売認知症ケア賞(奨励賞)受賞。近著に「認知症カフェハンドブック」(2015年)、「ようこそ、認知症カフェへ」(2017年)がある。