21日午後から目黒区役所へ。目黒区の障害福祉について、健康福祉部の2人の課長(櫻庭可奈子 障害施策推進課長・山内孝 障害者支援課長)から伺いました。

5人の公明党区議団((川原のぶあき・佐藤ゆたか・関けんいち・武藤まさひろ・はまようこ)も同席いただきました。

7月28日議員勇退後、東京目黒区を拠点に活動を進めており、地元の福祉(特に東京都)の理解促進のため、区議団にお願いしての1回目。

目黒区の障害者の現状と目黒区障害福祉計画の内容を中心に伺いました。

1時間の予定が1時間30分に。目黒区の取組み状況について下記20以上の項目について、課題、東京都・国の課題など大変参考になりました。

これからさらに現場の声を伺うべく、目黒区の施設、事業所の訪問先も紹介いただきました。ありがとうございました。

(目黒区の障害手帳者数)令和4年
・身体障害 5874人 精神障害 2000人 知的障害 1296人(精神障害は近年急増しており令和4年から500人ほど増えている)全体で約1万人  
(それ以外に放課後ディなどの利用児童は約1000人) 
・特定疾病(難病)の医療費助成認定件数    2660件 
(目黒区の障害福祉計画の基本理念・基本目標・施策・主な取り組み)「誰もが自分らしく輝きながら共に暮らせる社会の実現」 

1、安心して暮らせる地域社会の実現
① 相談支援の充実: 地域生活支援拠点事業、基幹相談支援センター機能強化など。
② 暮らしの場の整備: グループホームの整備状況など
③ 心のバリアフリーの推進: 障害者差別解消の推進
④ 保健・医療・福祉の連携強化: 精神障害に対応した地域包括ケアシステム、地域移行の現状など
⑤ 権利擁護の推進: 障害者虐待防止に関する周知・啓発の推進など
⑥ 災害時支援体制の強化: 避難行動要支援者名簿の作成・配備、災害時個別支援プラン作成の推進、防災訓練の実施、家庭用蓄電池の配備促進など
(本日午前に開催された医療的ケアの災害セミナーの声も届けました)

2、自分らしい生活ができる環境整備の推進
① 社会参加の保障・充実: 障害特性に応じた意思疎通支援の充実
② 多様な活動の場の提供: 障害者の文化芸術活動・スポーツの推進、学習機会の提供など
③ 多様な就労ニーズに応じた就労支援の充実: 一般就労の促進、福祉的就労の工賃向上など

3、ライフステージや障害特性に応じた自立への支援の充実
① 障害福祉サービスの質の確保・向上: 人材の確保・定着・育成など
② 障害特性に応じた支援: 発達障害支援事業の充実、高次脳機能障害のある人への支援、強度行動障害のある人への支援体制整備など
③ 障害児支援体制の充実: 児童発達支援センターの機能強化、重症心身障害児(医療的ケア児を含む)及び家族への支援など

今後、高齢者福祉・介護の分野でも勉強会・意見交換会をもたせていただき、施策の反映などに活かしてまいります。