【「医療的ケア児支援法改正に向けて」超党派の医療的ケア児者支援議員連盟インナー会議(第4回目):高知からオンライン参加】


超党派の医療的ケア児者支援議員連盟のインナー会議が19日夕方、衆議院議員会館で開催されました。
野田聖子会長以下、役員の方々が参加。公明党から顧問の高木美智代前衆院議員が出席。私は高知市からのオンライン参加となりました。
医療的ケア児支援法改正の方向性に関する議論の整理で第4回目です。
「医療と福祉について」医療法人 財団はるたか理事長 前田浩利先生、社会福祉法人 むそう 戸枝陽基代表から夫々説明を伺い、意見交換。

(戸枝氏)
・医療的ケア児支援の新しい課題・社会的擁護が必要な医療的ケア児の対応
・誰が24時間医療的ケア児を支えるか? 家族・介護職等で実施できる医療的ケアの範囲
・医療的ケアの担い手・担い手問題の対応(研修体制など)
(前田先生)
・医療と福祉の分断 地域での生活支援の中に医療を組み込めていない
・医療的ケアの概念の再定義、再確立
・病院での医療と異なる「生活支援医療」である医療的ケアの実施に向けて
生活支援医療である医療的ケアは資格がない家族が実施しても事故や間違いは起きない。逆に病院や施設で間違いや事故は起きる。一人の人に毎回同じ手順でケアを実施するので作業の反復が安全性を産む。→ よって現在の福祉職の3号研修(特定の患者対象)を拡張して、できるだけケアを増やす案はどうか。
・医療的判定スコアの一部見直し等々。
厚労省(医政局・障害福祉部門)、法制局など各省庁からもコメントをしながら、16時30分から18時まで90分間やりとりが続きました。
大事なテーマで、今後の法改正に活かしてまいります。