31日、高松市沖の離島 国立療養所 大島青松園へ、参院選比例区原田大二郎予定候補と訪問。
大島青松園は2007年4月初訪問以来13度目の訪問となります。

2007年入所者数は138人、平均年齢は79歳でしたが、現在の入所者数は29名。平均年齢は87.5歳です。(戦後最も入所者が多い時は700人を超えていました)

納骨堂で献花、大島青松園で亡くなった皆様へ、深い哀悼の祈りをささげさせていただきました。

入所自治会の森和男会長、野村宏副会長、愛媛県出身の盲人会の磯野常二会長と懇談。

森会長は、全国13ある全国ハンセン病療養所 入所者協議会(全療協)の元会長もされていました。森さんは、徳島県鳴門生まれで1949年9歳で大島青松園に入所。半世紀以上、療養生活を送り、ずっと入所者自治会長を務めています。言葉では言い尽くせない大変な体験をされて来られたと思いますが、いつも笑みを浮かべながら温かく包容していただいています。

磯野さんとは、議員になる前候補の時、2007年4月に今治の白石さんと共にお会いして以来、毎年青松園に来島の時に交流させていただいています。
昭和17年10歳10か月、小学校5年生の時に愛媛県から大島青松園に入所された磯野さん。以来83年以上。ハンセンの隔離・差別の歴史の中で、盲人会長として皆に希望の光との思いで行動されています。ハンセン病患者には不可能とされていた点字を感覚の残っている唇や舌を使い、血のにじむ努力の末習得した話等伺い、心に響く内容に涙した事もありました。現在94歳大変お元気です。

館内放送で原田大二郎予定候補と来島した事、安心して医療、介護が受けられる体制整備支援に取り組む事などお話ししました。

瀬戸内国際芸術祭の来島状況(春会期中3千人来島)、新桟橋の建設(明年完成)、大島青松園の将来構想、人権教育など意見交換致しました。
皆様にお会いする度に元気と勇気をいただきます。ありがとうございます。