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品川駅/広島市西区の風景

朝、品川駅から新幹線のぞみ号で広島駅へ。本日は終日広島市内を廻りました。最初は西区へ。

地元田川県議と原市議と共に、「地域包括ケアシステムについて」広島市西区医師会 篠原会長・落久保理事・松下氏から地域医療現状と在宅医療推進の取組み・要望などお聞きしました。
公明党の進める地域包括ケアシステムの在宅医療・介護連携のモデル事例としても大変参考になりました。


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西区の医療資源マップ

【広島市西区の医療資源マップ】

  • 広島県人口 118万2000人、西区の人口は約18万8千人。高齢化率は19.6%。(市平均値21.4%)
  • 病院は13。開業医は138で在宅療養診療所は32。

【地域における課題、問題点】

  1. チームケア(医療介護連携)強化の必要性の再認識
  2. 西区には地域医療支援病院、災害拠点病院がなく、民間の中小病院で地域医療(在宅医療を含む)を支えている現状(全て200床以下)
  3. 在宅医療をテーマとして事業所を超えて多職種が集い話し合う場“顔の見える連携”が必要である課題(地域の医療機関と在宅ケアを担うケアマネージャー、訪問看護ステーション、訪問歯科、薬局等が連携し、早期から支援を開始し、医療介護連携を通じた切れ目のないサービスの提供体制の構築)

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西区在宅あんしんネット

【西区在宅あんしんネット6事業】平成25年・26年広島県在宅医療推進拠点整備補助事業を活用し推進。

  1. 在宅医療推進のため、西区に“顔の見える”医療と介護のネットワークの構築(連携会議、地域資源マップ作成など)
  2. 在宅医療に関する相談窓口を設置し、在宅医療推進の連携力向上(相談窓口を福島生協病院内に設置。医療・介護の共同コンファレンスの実施)
  3. 24時間365日の在宅医療・介護提供体制の構築のため、拠点病院(荒木脳神経外科)と後方支援病院(12病院)との連携協力
  4. ICTを活用した在宅医療介護連携推進の情報共有体制の構築
  5. 災害発生時に備えた在宅医療体制づくり(人工呼吸器や在宅酸素供給装置等を利用している患者の実態把握)
  6. 地域住民への啓発・普及活動を旺盛に展開(パンフレット・ちらしや市民フォーラム、講演会の開催など)

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退院時カンファレンス

【要望】

  1. 在宅患者が入院した場合に在宅医療を担う医師と入院医療機関での主治医を中心ろした多職種参加の共同カンファレンスの実施は一部に留まっており
    退院から在宅医療までシームレスな医療介護連携が実施できるような体制づくり(診療報酬の位置づけ)が必要
  2. 患者の診療情報や空きベット情報など情報共有や医療情報と介護情報の情報共有などICT活用のシステム開発に予算化を。
    今回予算化される地域医療基金の活用を検討しているが、今後情報共有体制整備支援が求められる。