朝一番の飛行機で高松空港から羽田へ。参議院議員会館には9時20分頃到着。早速今週の活動についての打合せを開始。


滝乃川学園


国立の自然の中にある滝乃川学園


午後より障害者福祉委員会として社会福祉法人「滝乃川学園」を視察する。
滝乃川学園は1891(明治24)年、石井亮一氏によって創立された日本で最初の知的障害児福祉施設である。現在、幼児から高齢者まで各ライフステ-ジにわたりサービスを提供している。


蛍もとぶ国立の自然


創始者・石井亮一夫人・石井筆子の生涯が映画化され(映画「筆子・その愛」)今上映されている。

米川総合施設長の案内で施設内を見学させていただく。国立の自然に囲まれた広大な敷地内に知的児童施設(30名)・成人の知的障害者更生施設(108名)や地域生活支援センターとしてのグループホーム・ケアホームなどが立ち並ぶ。


礼拝堂内


「天使のピアノ」


国立市の登録文化財指定の礼拝堂へ。本館と同じ1929(昭和4)年建築。
そこに筆子夫人愛用のピアノのピアノがある。1885年(明治18)年製造の日本最古級のもので、同じく文化財指定。「天使のピアノ」と呼ばれており、現在も礼拝・コンサート等で活躍されている。皇后様もここで演奏されたそうだ。


敷地内を米川総合施設長に案内してもらう


要望・課題をお聞きする


歴史と伝統のある場所を視察後、米川総合施設長・高瀬児童部副施設長から課題・要望などお聞きする。
1.障害児支援施策について自治体で大きな差がある。例えば、障害者自立支援法の「契約制度」の活用が山形、愛媛は100%、愛知は13%と全国でばらつきがある。児童福祉法に基づく「措置制度」との兼合いを今後検討してほしい。

2.障害者自立支援法の新体系に移行すると障害者区分認定の軽度の多い当学園は経営的に成り立っていかない。障害者区分認定について根本的に見直してもらいたい。

3.成人と比べ、障害児への支援策は不十分であったが、公明党が今回の障害者自立法の与党の抜本的見直しに大きなリード役となった。さらに改善を進めてもらいたい。等等。

貴重なご意見をいただく。娘と同じ環境の子供達なので、大変身にしみる話しであり、実感できる内容であった。少しでも前へ進むよう頑張ってまいりたい。


慶應同期メンバーと


118三田会大林会長


118三田会役員


夜は慶應同期会(118三田会)総会に参加、旧交を温める。同期からの国会議員として挨拶をさせていただく。「頑張れよ!」など温かな励ましを受け、感激する。