栗原市


まきばフリースクール前で


仙台市から車で約1時間。栗原市にあるNPO法人「まきばフリースクール」(武田和浩理事長)へ、石橋県代表・庄子県議・伊藤県議、地元三浦栗原市議と訪問。昨年のひきこもり支援の全国大会(京都)で武田理事長との訪問約束の実現となった。

雪が降る中、一面真っ白。


まきばフリースクール


意見交換


NPO法人まきばフリースクールは、1999年より、不登校・引きこもり・発達障害等、様々な理由で生き辛さをかかえている方々や家族に対して、教育・自立活動を続けている。


武田理事長


中山氏と意見交換


武田理事長・中山ホーム長(自立援助ホーム)から活動の取組みと課題等伺う。

居場所(フリースペース)、就労訓練(ワークス)、デイサービスまきば(15名)、ファミリーホーム「愛子園」(6名)、自立援助ホーム「峠のまきば」(6名)、寮・アパートなどを運営。

引きこもりだった青年がフリースクールの活動を通じて、「デイサービスまきば」の高齢者介護を通じて、生きる力をお年寄りと共に歩めるように変わる。現在35名のスタッフの8割はケアを受ける側にいた。

「人は傷つくけれど、生きる力も人からもらう。頼られ、感謝され、本人の優しさ、裏表のなさ、まじめさ、繊細さが芽吹いていく。マイナスとマイナスをかければプラスとなる」武田さんの言葉に
人間への底知れぬ愛情と共に強い志を感じ、感銘を受けた。

【現状の課題と今後の取組み・要望】

・制度の狭間で適切な支援を受けられない生活困窮者の受け皿の拡充(ひきこもりの長期化、家で介護できない介護難民など)

・受ける福祉(一方通行)から共生型循環福祉(交互通行)へ。
(ひきこもりの青年たちと高齢者介護、愛子園の子ども達のふれあい、被災地復興支援・仮設住宅での便利屋事業など)

・現在ある制度の最大限の活用とひきこもり地域支援センターの宮城県内の開設を要望

今後、国の生活困窮者支援の法整備と共に引きこもり支援の拡充に努めたい。