古屋委員長


世田谷区での取り組み


板垣取締役らジャパンケアサービスの方々


午前中、公明党介護保険制度委員会(古屋委員長)のメンバーと「24時間定期巡回随時対応サービス事業」を視察。

視察先は世田谷区にあるジャパンケア世田谷。

介護保険法改正により、この4月から24時間対応型の訪問介護サービスが新たにスタート。すでに2年前から世田谷区ではモデル事業として実施されており、(株)ジャパンケアサービスが運営を行っていた。

板垣取締役、24時間包括ケア開発本部 山崎チーフリーダー、世田谷区のエリア統括の成島氏・現場の訪問介護担当の方からお話しを伺う。

世田谷区のモデル事業として松原地区、経堂地区で利用者20名で実施。対象者は要介護度1~5の高齢者単身世帯または高齢者世帯など。

実施内容として
①地域巡回型訪問サービス②随時訪問サービス③オペレーションセンターサービス

現在ジャパンケア世田谷では従業員52名。(下記内訳)
・夜間対応型訪問事業(オペレーター12名含む)29名
・訪問介護事業 21名、・居宅介護支援事業2名

世田谷区に7か所の訪問介護、夜間対応2カ所、24時間サービスの対象者約500人。


デモンストレーション1


テレビ会議のデモ



オペレーターなどの対応を見学


事業所内見学


実際の介護の状態のデモンストレーションも体感。テレビ会議やオペレーターの対応。また事業所内も見学させていただく。

【まとめ】
①想定される利用者像は?
認知症利用者、独居・高齢者世帯等の比較的介護力の弱い世帯状況

②どのような効果が現れたのか?
・複数回の訪問にて体調の変化を把握し、状態悪化を予防する効果
・オペレーターによるコールバックサービスによる、水分補給、服薬確認、安否の確認により、体調面の安定の効果
・利用者、家族の意向に沿う在宅生活の継続の効果

③事業の効率性は?
・半径15分圏内のサービスの提供
④今後の課題は?
・アセスメント力(観察力)の向上
・安定的な事業運営の実践
・介護報酬単価が安い(加算の対応)
・医療・看護と介護の連携

一人暮らしの高齢者が急増する中で、安心の介護システム実現へ本日の視察内容を参考にさらに研鑽を深め施策反映につなげてまいりたい。