本日、障害児教育の父である「しいのみ学園」曻地三郎園長(世界最長寿の教育学博士)のご自宅(福岡市)を訪問する。百歳にしてなお現役・日本各地はもとより世界をまたにかけて活躍されている。本年もハワイ大学で記念講演をされ、ワイキキで海水浴をされ、2005年、2006年と2年続けて世界一周旅行をされた。本年も世界一周に挑戦される予定との事。「生涯現役社会の未来」「障害児教育のあり方、幼児教育の大切さ」などのテーマで2時間近く懇談を進める。



ご自宅には本年の書初めの「百歳本番・百歳前進」が飾ってある。日野原会長との新春対談で99歳迄は助走・百歳を超えてからが本番、勝利の時である」と話されたように元気満々。自ら「行動する百歳児」と宣言されている。お会いして、大変、はだのつやが若々しい。



一緒に棒体操を教えていただく。4分間少しの呼吸の乱れもなく、片足でバランスをとられ、これが百歳の人とは全く思えない。ただただびっくりする。2人のご子息が脳性小児麻痺の障害をもたれ、日本で初めて障害児教育の原点となる「しいのみ学園」を創立された。生涯、障害者の為に日本だけでなく、韓国そして中国に特殊教育の学校普及に尽力されている。



そして今幼児教育にも全力で取組まれている。また63歳で韓国語、95歳で中国語をマスターし、百歳で今、ロシア語に挑戦されている姿に人間の崇高さ・生き方の素晴らしさに感動する。曻地先生は山口の岩国中学・広島師範・広島文理大学を出られて大変中国地域に縁が深いとの事。「応援するよ。」と言っていただき勇気百倍。「人間主義の政治」を目指す決意がさらに深まり、本当に素晴らしい交流の日であった。