25日午後、目黒区自由が丘にて、自由が丘三田会の「おんなの茶話会」が開催。各分野の専門家や趣味人のお話、あるいはテーマを設けないなど、テーブルを囲んでの肩ひじ張らない和やかな会で今回初開催。男性も参加出来ます。自由が丘三田会は、1000名を超える方々が登録されています。
自由が丘三田会 森山みち子代表幹事(1986年卒)の挨拶の後、講演。今回の講師は。菅沼 安嬉子医師。と後輩の満倉靖惠教授(慶應大学理工学部教授・医学部兼坦教授)

菅沼氏は、昭和43年 慶應義塾大学医学部卒業(幼稚舎、中等部、女子高卒業)、菅沼三田診療所勤務 現在副院長、慶應連合三田会名誉相談役(前会長)、慶應義塾評議員、慶應義塾女子高等学校非常勤講師(保健)、著書多数。『80歳、これからが人生本番 現役内科医の一生輝く生き方のコツ』(著:菅沼安嬉子/世界文化社)
77歳の時、塾員41万人の慶應連合三田会の会長になり、3年半、会長職を務められました。四国連合三田会や目黒三田会にも来られて何度もお会いしています。現在83歳。「これから、私は地球の病気を治します」
講演テーマは「日本人はナノプラスチックのリスクを誰も知らない」
マイクロプラスチック(直径5ミリメートル以下のプラ粒子)は、世界的にプラスチックの使用量が増えるのに伴い、驚異的な速さで環境に浸透しています。

現在のプラスチック生産量が年間3億トンを超えるなか、世界の海には、2023年時点で推定250万トンのプラスチックが浮遊している。これは2005年の水準の10倍以上にあたる量。医学誌「Nature Medicine」に掲載された研究により、マイクロプラスチックとナノプラスチック(さらに小さい直径1~1000ナノメートル)は、人間の肝臓や腎臓よりも高い濃度で脳に蓄積されることが判明。満倉先生もさるを通じて、胎盤にナノプラスチックが、はりついている実状など発表しています。
「さぁ、これからがいよいよ人生の本番」(菅沼先生の講演内容一部)
今、地球環境は悪化の一途をたどっています。でも、多くの日本人は環境問題にそれほど関心がないようです。政治家も目の前のことしかいいませんが、環境をコントロールできなければ、人類はこの先、熱波、食糧危機、科学物質による被害、ナノプラスチックの害で絶滅するかもしれません。私は医師なので、化学物質やナノプラスチックの人体への影響が心配でなりません。

そこでナノプラスチックの問題に携わることを、80代の大目標に定めました。未来の子どもたちのために、残りの人生は社会貢献に費やそうと決めたのです。
人は、やるべきこと、やりたいことがあると、エネルギーがわいてきます。私が今なお元気でいられるのは、「やらねばならない」と心に決めている目標があるからです。今まで生きてきた中で蓄積された知識や知恵、人脈、経験すべてを、この目標のために使うつもりです。いわば私の人生の総決算。「さぁ、これからがいよいよ人生の本番」。そんな気持ちで張り切っています。

【満倉 靖惠さんプロフィール】
満倉 靖恵さんは、日本の電子工学者。医学研究者。慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授、慶應義塾大学医学部精神神経科学教室兼担教授、藤田医科大学客員教授兼任。 株式会社電通サイエンスジャム(現在電通デジタルに吸収)取締役CTO。感性アナライザの開発者。生体信号や画像認証など20以上の特許を保持。IKI米国本社代表取締役社長、IKIジャパン代表取締役社長など、大学発スタートアップに貢献。工学と医学の博士を持つ
開始前後の講師のお二人と懇談。写真も撮らせていただきました。お二人の生き方にも感銘致しました。ありがとうございました。