2日午後、東京都 東松山市にある社会福祉法人東京コロニーコロニー東松山」を特定非営利活動法人輝HIKARI金子訓隆代表理事と訪問。

日本財団 国立国会図書館蔵書デジタル化プロジェクトの概要や今後について」高橋宏和所長、錦織 彰B型サービス管理責任者から伺い、意見交換。日本財団のアドバイザーとして正式に就任しての初の活動になりました。


「コロニー東松山」では、障害福祉サービス事業(多機能型:就労移行支援事業(定員6名)、就労継続支援事業(B型/定員59名)、就労継続支援事業(A型/定員15名)を運営。障害のある人の「完全参加と平等」を実現するために、作業能力と就労意欲がありながら、一般企業に雇用されることが困難な障害のある人の就労支援を行う事業所として、1974年開所。社会福祉法人東京コロニーが設置した事業所でスタッフは70名。
企業などへの就労移行にむけた支援や、自立と社会経済活動への参加を促進するための支援、充実した地域生活を送るための支援を行うことを目的に、障害福祉サービスを提供。軽作業・印刷製本が中心でしたが、コロナで受注が激減。

2021年から日本財団の国立国会図書館の蔵書のスキャナーを活用してのデジタル化を開始。障害施設では、日本で初めての取り組みです。
福祉施設で専門性のある高度な蔵書のデジタル化が可能なのか国立国会図書館側も最初は不安があったそうですが、品質管理、工程管理などを担う文書情報管理士が複数在籍。

東京コロニー側の取り組みが素晴らしく事業を拡大。
現在、国立国会図書館の蔵書のデジタル化事業は日本財団が優先調達法などで受注し、全国13か所の障害者施設に委託する形で、年度内に約3万冊分の画像データを納品する予定です。国会図書館以外に福岡県庁や中野区役所の障害福祉課文書や相談台帳、デジタル化事業、マイクロフィルムなども受注。

一般企業も担う専門性の高い仕事で、障害者の働く場や賃金向上が図られ、やりがいも大きく今後さらに期待されています。東京コロニーでもデジタル業務に関わる障がい者の7割が知的障害。工賃が月9万円を超える利用者も出ているそうです。利用者・保護者からも喜びの声。自立への希望の光がさしています。
施設内を見学。最新鋭のスキャナー15台での作業。パソコンでの画像の品質検査、画像データの管理。

24時間365日、空調整備を稼働し、書籍や書類を傷めない最適な環境・万全なセキュリティー体制の専用書庫など等。
全国13か所でのとりまとめをし、納期までに国立国会図書館へ納品・研修も実施する体制にも大変感激しました。
今後このプロジェクトは、全国各都道府県に展開の予定です。

また国立国会図書館以外の国立公文書館や最高裁判所等の国の機関のデジタル化や各自治体でのデジタル化にも、全国の夫々の障害者施設で担えるように、関連機関の方々と連携して取り組んでまいります。