徳島県鳴門市で障がい者の在宅就労に取り組むNPO法人JCIテレワーカーズネットワークを訪問。猪子理事長とテレワークについて意見交換致しました。

総務省は2015年「ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業」の提案公募を行い、全国37の提案から15件を採択。JCIテレワーカーズネットワークは四国で唯一採択されました。本日は進捗状況などお話しを伺いました。

障がい者やひきこもり等職業弱者の在宅就労支援に取り組む猪子理事長とは2007年以来ずっと交流させていただいてきました。公明新聞にも何度か掲載されています。 http://jci-tn.jp/archives/252/

下記の内容のように、障がい者やひきこもり当事者の在宅就労環境が大きく猪子理事長のテレワークにより前進しています。
先駆的事例が全国に展開できるよう今後とも、全力で応援してまいります。

意見交換1

意見交換1

猪子理事長

猪子理事長

【「とくしまテレワークサポートセンター」をICT基盤とした、ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業】~人を育て、地域を育て、未来を創るテレワーク基盤創出プロジェクト鳴門~

  1. とくしまテレワークサポートセンターの開設
    • 運用鳴門市旧川崎小学校3階に開設。
  2. 首都圏企業の業務と社員が鳴門に移動・移住
    • (株)インフォクリエイツ(東京)の本社機能(ウエブアクセシビリティ推進部門)を移し、社員が鳴門市に移住・長期滞在し、ネットワークシステムの構築とセンターの管理担当者の育成を担当
  3. 「ICTクリエィティブ工房・鳴門」の開設・起業
    • 鳴門市の空き家を改修し、コワーキングスペースとして開放。現役プログラマーによる研修・合宿形式の開発作業が可能な環境の整備
    • 障がい者やひきこもり当事者だから出来る仕事を創出し、仕事を通じての社会貢献と経済的自立の実現(起業)を目標に運営
  4. 首都圏企業への在宅就業の拡充
    • すでに首都圏企業2社に会員5名が雇用契約に基づく、テレワーカー社員として完全在宅で勤務している
    • 雇用契約では雇用企業と本会が「オンサイトヘルプ契約」を結び、テレワーカー業務を支援しており、遠隔地社員の業務をサポートすることで、安定した業務遂行に貢献している
    • 実証内容として、「オンサイトヘルプ」導入とセットにした成功事例を紹介し、障がい者他を含めた、完全在宅就業の普及・拡大を実証し、徳島県内の育成済みテレワーカーをオンサイトヘルプ担当者として活用する事で、地域雇用の創出を図る
  5. とくしまテレワークサポートセンター」によるテレワークサポート事業の実証
    • 「テレワーク総合支援窓口」「教育施設」「コワーキングスペース」「ジョブマッチング機能」など実証。
  6. 徳島型テレワークの創出
川崎サーバールーム

川崎サーバールーム

事業全体像

事業全体像

クリエイティブ工房

クリエイティブ工房

川崎小学校

川崎小学校

【JCIテレワーカーズネットワーク】

JCIテレワーカーズネットワークは、チャレンジド(社会参加と就業に強い意欲を持ちながら、社会生活・職業生活の中で弱者の立場を強いられている人達)が、それぞれの持つ障がい特性に応じた「生きる力」と「働く力」を習得することで「時間と場所」の制約から解放されたワーキングスタイル・ライフスタイルを創出・実現するために、ICT利活用技術を基盤とした新しい就業形態の創出を多角的に推進されています。現在、障がい者約100名の会員が働いています。