中央指令室


中央制御室2


「年末特別警戒」を実施している横浜税関を視察(13日)。年末においては、海外旅行者や輸入貨物の増加が予想され、これに便乗した密輸のおそれが高まることから、これに対処するため各税関において毎年12月に「年末特別警戒」を実施しています。

税関における覚醒剤の押収量は昨年は過去10年で最大でしたが、本年は大幅に上回る大量の摘発を行っています。
横浜税関においても、3月のメキシコから到着した商業貨物から海上コンテナ貨物の検査で、約240キロの覚せい剤を摘発しました。末端価格で約168億円。それ以外でも水際においての取締りで多くの成果が上がっております。

こうした国民の安心・安全の確保のために取り組む現場を八田税関長の案内で視察しました。


大黒コンテナ検査センター視察1


大型X線検査装置(コンテナ検査


不正薬物・爆発物探知装置車


「大黒コンテナ検査センター」では、大型X線検査装置で大型コンテナ車の検査を見学。トラックを丸ごと収容してコンテナ貨物内の不審物を調べる大型エックス線装置。わずか6分の検査で終了です。中央制御室では、不正を瞬時に見分ける監視官。3月に同装置を使用して大量の覚せい剤が発見された際のエックス線画像を見ながらその様子を伺いました。


麻薬探知犬1


麻薬探知犬2


麻薬探知犬3


また麻薬探知犬が麻薬や覚せい剤を匂いで見分ける検査も視察。横浜には9頭、全国では125頭の麻薬探知犬が活躍しています。
密輸手口が巧妙化・多様化する中、不正薬物・爆発物探知装置など取締機器の整備や充実が求められています。

24時間・365日、水際の最前線で働く税関の方々。視察してその取組みの大事さ・ご苦労に心から感謝し、応援してまいります。