<これまでの活動記録>

島民と意見交換する遠山本部長(奥中央)、山本事務局長(左隣)ら=1日 鹿児島・三島村の硫黄島
公明党離島振興対策本部の遠山清彦本部長(衆院議員)と山本博司事務局長(参院議員)は1、2の両日、東シナ海に浮かぶ竹島、硫黄島、黒島(鹿児島県三島村)を訪れ、島々を精力的に視察するとともに、村関係者や島民と離島振興をめぐり懇談した。持冨八郎県議が同行した。

三島村は3島からなる群島村で、人口約370人。高齢化率は35.8%に上る。交通手段は、鹿児島港を週3回出航する村営定期船「フェリーみしま」(1196トン)のみ。

1日朝、鹿児島市内の三島村役場で日高郷士村長と懇談した一行は、同港発のフェリーで3時間かけて竹島を訪問。夕刻、同村の漁業体験船(15人乗り)に乗り換え硫黄島に移動。2日は午前中、島内を視察。その後、同船で荒波を約1時間揺られ黒島に渡った。

一行は、3島でそれぞれ開かれた島民との懇談会に臨んだ。そのうち、硫黄島では冒頭、日高村長が「黒島港で(フェリーが)一泊せず、枕崎港(枕崎市)まで2時間かけて航路延長することで、本土間の1日1便航海が実現する」として、航路延伸への支援などを要請。島民からは「定期便が確実に接岸できるよう港湾整備を」「車検で島外に運び出す車への運賃補助」「離島の学校を守る上からも島内留学制度を促進してほしい」などの意見や要望が相次いだ。

遠山本部長は「離島振興は国の責務との考えに立った離島振興法の改正案づくりに公明党がリードして取り組んでいる」と語った。

 (2012年5月3日付 公明新聞より転載)