公明党北朝鮮対策本部


真剣な論議


金正日総書記死去でヒアリング 


午後14時と17時から2回にわたり、公明党北朝鮮対策本部(井上本部長)が開催された。

金正日(キム・ジョンイル)死去の報が昨日正午報道。

韓国政府が直ちに厳戒態勢に入るなど、朝鮮半島には緊張が走った。
後継者には、三男の金正恩(キムジョンウン)中央軍事委員会副委員長が確定しているが、指導力や統率力は未知数。権力継承に伴う混乱も予想される。

本日、外務・防衛・内閣・警視庁など各省庁から状況をヒアリング。
日本政府のお粗末な対応に愕然とする。危機管理のなさに山口代表らが官僚を叱責。17時に2度目の会合を持つなど真剣に論議を進める。

19日の10時08分に北朝鮮の特別放送がある事を知り、総理に報告。
特別放送は過去1回。前総書記の父親の死去の報道のみ。特別放送の重要性はわかっていたのだが?(下記問題)

1.野田総理が事前に特別放送があるとわかっていて、11時59分官邸を出て新橋へ、0時03分死去の報を首相秘書官から聞き、09分官邸に戻った危機管理の問題。まったく緊張感なし。

2.国内の治安を統括する山岡国家公安委員長(拉致担当相)が13時開会の安全保障会議に遅刻。会合には間に合わなかった。栃木の地元にいて特別放送の事は知らされいない問題。(12時56分に東京着)

3.安全保障会議もわずか10分で終了。

4.短距離ミサイルが日本海向けに2発発射された事の事実関係もはっきり言わない。

北朝鮮の今後の動向について、情報収集強化と共に、米国・韓国・中国等の関係国との緊密な連携が求められる。