宅老所 はじめのいっぽ


野上代表


家族的な雰囲気


名古屋市中村区にあるNPO法人「宅老所 はじめのいっぽ」を訪問、野上美千代代表と懇談・意見交換。

以前、国会事務所に「お泊りディ制度化懸念」の件で来訪された時にお会いし、1度現場を視察したいと思っていたが、今回実現が叶い、大変参考になった。
https://www.yamamoto-hiroshi.net/archives/cat37/2010/10/19_2083.html

17年前に宅老所をスタート、1999年 NPO法人化。介護保険制度の前から地域住民と共に手づくりでお年寄りの在宅を支えてこられた。

民家を活用し、地域の高齢者が毎日5~6人来られている。訪問時にも利用者が楽しそうにくつろがれていた。家庭的な雰囲気で週6回も利用されていた。介護度4で認知症で重度の方々も多いとの事。

地域の在宅介護の現状も伺う。老々介護が急速に進み、夫婦のどちらかを介護する横老々さらには親子での縦老々等介護業界で使っている現実。

今回の政府の「宿泊付きデイサービス」制度化については予算が当初の100億円(特別枠)が10億とモデル都市(約50ヵ所)と縮小された。

しかし給付上限の問題(利用者は限度額を超え、宿泊どころか、通所も制限されない)や運営費の問題等、課題は多い。

今後介護報酬の改定など、在宅介護改善にしっかり取組みたい。