羽田空港から広島空港へ。本日は第4回全国引きこもり家族会・支援者代表交流研修会「広島大会」に参加する。年1度開催の全国大会である。

引きこもり対策については昨年来、KHJ香川県オリーブの会・愛媛県こまどりの会の方々とも懇談を重ね、要望を受けて、厚生労働委員会にも2度質問をした経緯がある。

「引きこもりへの国の総合施策に向けて」との大会テーマ。全国から親の会の皆様や関係団体の方々が大勢集われていた。


奥山会長・広島藤岡代表(日下県議・米津市議)


地元広島県の日下県議と米津市議と共に、開会前に奥山全国家族連合会理事長・藤岡KHJ広島代表と懇談。記念の写真も。


広島大会で挨拶


来賓挨拶


会は13時から開会。はじめに主催者藤岡KHJ広島代表の開会挨拶の後、来賓として挨拶をする。「この1年間の引きこもりKHJの皆様との出会い・厚労委員会での質問・党としての取り組み」等引きこもり支援の総合施策へ全力で取組む事をお誓いする。


奥山全国家族連合会理事長


シンポジウム


その後、全国家族連合会奥山理事長からの問題提起。厚生労働省から「来年度からの施策概要」の説明。「ライフステージに対応した引きこもり支援」と題し、日本福祉大学 竹中教授の講演と続く。

また「有効な引きこもり対応を求めて」とのシンポジウムでは大分・山口・香川・千葉・埼玉・岩手の各県の取組み例・そして佐潟荘病院 精神科医の中垣内先生の「引きこもり外来152名の訪問者たち」の提言。さらに韓国の引きこも問題の権威である呂 寅仲(ヨ・インジョ)医師の韓国の引きこもり問題の対応についての話しと大変充実した内容である。

夕方まで時間があっという間に過ぎるように感ずる位、参考になり、新鮮な感動があった。


皆様と懇談


懇親会で最後に合唱


夜は全国参加者の感想・意見交換会が開かれた。全国のKHJの親の会の方や若者自立塾・セラピスト・NPO法人・医師など支援関係者と懇談を重ねた。

最後はプロジェクトXテーマソングより、「茨道を歩む我々KHJ家族会」のテーマソング「ヘッドライト・テールライト」を全員で合唱。「旅はまだ終わらない」との歌詞からも苦難の道を歩まれる親の会の皆様の思いが伝わり、胸が熱くなる。皆様がほっとされる日が一刻も早く、来るよう政治・行政がスピード感をもって対応しなければといけない事を痛感する。