<これまでの活動記録>

 公明党の石田祝稔衆院議員と山本博司参院議員は3日、高知県南国市内の農家を訪れ、原油高騰対策と農業政策などについて要望を受けた。これには池脇純一県議、浜田和子、西原勝江の両南国市議も同行した。

 一行はまず、ビニールハウスで野菜を栽培している池内和彦さんを訪問。池内さんは、ボイラーに使う重油価格が約4割も高騰している現状について「昨年は約20キロリットル使い、冬場は月に約50万円かかった。今年は重油の使用量を少なく抑えるため、トマトなど低い温度でも栽培できる作物に切り替えた」と苦しい状況を説明。ハウスの加温設備についても、重油を燃やす方式から料金の安い深夜電力を活用した温水パイプ方式のものに切り替える設備投資への補助などを要望した。

 続いて訪れた山岡末孝さんからは、肥料の高騰や後継者不足を懸念する声を聞いた。また同市農業委員会会長の竹村保夫さんは、「重油などの高騰で危機に直面している農家の切実な声を訴えるため、8月下旬に生産者大会を開催する予定だ」と話していた。

 農業現場の関係者から生の声を聞いた石田氏らは、「農業は国民の命を支える産業であり、地域の重要な基幹産業でもある。苦しい現状を打開できるようバックアップに尽力したい」と語っていた。

 (2008年8月20日付 公明新聞より転載)