2日の午後 日本財団「不登校伴走支援フォーラム2026」~子どもと歩む学校へ:子どもの声を起点にした伴走と実践~を港区の日本財団ビルにて開催。現地での会場参加とオンラインのハイブリット形式。
日本財団は、不登校という状態そのものを問題視するのではなく、すべての子どもが自分に合った学びの環境を選び、自分らしく社会とつながることのできる社会の実現を目指し、不登校支援プロジェクトを推進しています。
今回のフォーラムは、不登校を「子どもの問題」「家庭の問題」「学校の問題」として捉えるのではなく、子どもを取り巻く環境や制度、文化、地域との関係性など、社会全体の課題として考える機会を設けます。さらに一歩進め、具体的な解決策を共に描き、明日からの行動へとつなげるために、開催されました。


フォーラムでは、学校、行政、医療・福祉、NPO、企業、地域、当事者など、多様な立場の関係者が一堂に会し、誰一人取り残されない学びの保障に向けて学び合い、対話を深めます。また、分科会終了後には、参加者・登壇者同士の交流を深める交流会も実施されました。日本財団 アドバイザーとして終日参加。全国から来られた大勢の皆様と交流を深める事が出来ました。ありがとうございました。
挨拶:日本財団 公益事業部 子ども支援チーム チームリーダー 山下大輔氏

【全体会】
タイトル:「不登校支援の現在地と、不登校経験者の声から考える伴走支援」
内容:
文部科学省のご担当者より、不登校児童生徒への支援に関する国の施策や現状、校内教育支援センター・学びの多様化学校・フリースクール等との連携を含めた支援の全体像を共有いただきます。その上で、不登校経験者の声に耳を傾け、子どもの声を起点にした伴走支援を考えます。


登壇者:
【不登校支援の現在地】
千々岩 良英(文部科学省・初等中等教育局・(前)児童生徒課長)
・不登校児童数 35万人3970人 過去最多
・専門的な相談・指導受けた児童数 21万8246人(61.7%)
不登校対策「COCOLOプラン」
不登校の児童生徒全てに学びの場を確保し、学びたいと思った時に学べる環境を整える
心の小さなSOSを見逃せず、「チーム学校」で支援する
「校内教育支援センター:全国平均58.7%」、「学びの多様化学校:84校、「チーム学校」の取組み

【不登校経験者セッション】
モデレーター:高橋 恵里子(日本財団・公益事業部・子ども事業本部長)
登壇者:
中村 康将(学校法人三幸学園・飛鳥未来高等学校 広島キャンパス・教諭)
藤森 ひより(立命館大学総合心理学部・一回生)

【不登校経験者セッション】モデレーター:高橋 恵里子(たかはし えりこ)
日本財団 公益事業部 子ども事業本部長
1971年東京都生まれ。上智大学卒、ニューヨーク州立大学修士課程修了。1997年より日本財団で海外の障害者支援等を担当した後、2013年に日本財団「ハッピーゆりかごプロジェクト」(現:子どもたちに家庭をプロジェクト)を立ち上げ、特別養子縁組、里親制度、妊産婦支援等の子ども家庭福祉の拡充に取り組む。児童福祉法改正やこども基本法の制定などの政策提言等にもかかわる。ハフポストでたまにコラムを執筆中。

【不登校経験者セッション】ゲスト(当事者):中村 康将(なかむら こうすけ)
学校法人三幸学園 飛鳥未来高等学校 広島キャンパス 教諭
中学2年生のときに起立性調節障害と診断を受け、不登校を経験。その後、自分のペースで学べる環境に魅力を感じ、三幸学園のフリースクールや通信制高校で学んだ。進路を考える中で、自身と同じような悩みを抱える生徒の力になりたいという思いが強くなり、教員を志す。現在は、自身の原点でもある三幸学園の教員として、生徒一人ひとりに寄り添った支援を行っている。

【不登校経験者セッション】ゲスト(当事者):藤森 ひより(ふじもり ひより)
立命館大学 総合心理学部 一回生
大阪在住の18歳。立命館大学総合心理学部に在学中。NPO法人bBONPLACE理事。小学4年生から中学3年生まで、約6年間の不登校を経験。自宅での生活と別室登校を経て、小学5年生から市の教育支援教室に通う。自分のペースで学びを続け、探究学習に力を入れる全日制私立高校に進学。高校在学中に、地元のフリースクールで学生ボランティアとして不登校支援活動を開始。現在は大学で心理学を学んでいる

【多様な居場所で子どもを支える】
日本全体をみれば、子供食堂、フリースクール、プレーパーク、校内カフェなどの多くの居場所があり、日本財団が進める全国260か所以上の「子どもの第3の居場所」はそのごく1部にすぎませんが、それでもバラエティに富んだ子どもの居場所がある事が各地の事例から見えてきます。
日本財団で「子どもの第3の居場所づくり」を進めてきた 飯澤幸世氏がこの度「子どもの第3の居場所~全国の担い手たちによるとっておきの方法」を出版。私も本を購入しました。飯澤さんと写真も撮らせていただきました。