10日午前、公明党国会議員と共に国立国会図書館の視察に同行しました。
国立国会図書館におけるデジタルアーカイブ化の視察について、公明党 3人の参議院議員(原田大二郎・川村雄大・佐々木雅文議員)と共に日本財団アドバイザーとして参加。NPO法人輝HIKARI金子訓隆代表理事が同席。


現在、国立国会図書館の蔵書のデジタル化作業を日本財団が窓口となり、全国の障がい者施設で受託し、障がい者の工賃向上に貢献されています。「障害者デジタルしごと応援事業」として今後大きく期待もされています。
国立国会図書館 電子情報部 辰巳公一電子情報部長、資料デジタル化推進室 中村淳一室長、総務部 池田功一主任参事(国会担当)から「国立国会図書館のデジタル化について」概況説明を受けました。

  • 障がい者が活躍する「障害者デジタルしごと応援事業」推進へ!「国立国会図書館のデジタル化を公明党の国会議員らと視察」の様子1
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  • 障がい者が活躍する「障害者デジタルしごと応援事業」推進へ!「国立国会図書館のデジタル化を公明党の国会議員らと視察」の様子6

その後、2021年東京本館の内製デジタル化作業スペース「メディア変換室」にてスキャン等デジタル化の作業現場を視察。
劣化等により破損リスクが高い資料、貴重資料、利用頻度が高く長時間休止出来ない資料等をデジタル化しています。メディア変換室内にはA0サイズ機のスキャナーやマイクロフィルム用、V字型スキャナーなど多くの機器が勢揃いしています。
視察後、様々な観点から意見交換。

【資料デジタル化事業の位置づけ】
・国立国会図書館ビジョン2026〜2030
重点事業としてデジタルで知のアクセスをひらく
・資料デジタル化の目的
① 資料原本の保存
紙資料の原本を利用に供することによる汚損、破損を避けるために、デジタル化を行い原本に代えてデジタルデータを提供する。
② サービスの向上
デジタルサービスを提供することで、閲覧や検索における利便性や、障害者を含むあらゆる人々の利用可能性の向上を図る
【国立国会図書館デジタルコレクション】
国立国会図書館コレクションは、図書や雑誌、音楽・映像資料などをデジタル化した資料、デジタルで刊行された電子書籍・電子雑誌を収録するアーカイブです。
国立国会図書館のデジタル資料660万点を検索・閲覧できます。
【デジタル化資料の提供・利用状況】  総利用点数:522万点
・インターネット公開(70万点)誰でも利用可能でアクセス数約3620万件
・個人・図書館への送信サービス(225万点)図書館の国内1526館・海外13館から約49万件。個人の端末(約41万人)から約1553万件
・館内限定公開(227万点)約284万件
【外注デジタル化】
・外注作業の範囲は「スキャン+品質管理」
・対象資料の保管・管理、セキュリティに留意
・品質コントロール
*日本財団窓口の障がい者施設での品質。一般企業と品質面でも対応出来ており、本年1000万コマを受注。(全体は4000万コマ)

【今後、安定した予算確保と処理能力(担い手)確保が鍵】
今まで補正予算(情報アクセス機会拡大のためのデジタル化推進)での対応だった(令和2年度~令和6年度補正予算242億円)が、令和9年度予算では本予算に計上すべくこの8月、予算概算要求を提示した。
(令和9年度国立国会図書館予算概算要求:所蔵資料のデジタル化の推進 51億2500万円(令和8年度予算:4億7300万円)
大変有意義な視察となりました。
もっと国立国会図書館の活用について啓発を進めると共に、国立国会図書館のデジタル化の安定的な予算確保。さらにはデジタル化を担う人材育成。特に障害者がデジタルの担い手として新たな活躍の機会を創出し、工賃の大幅な向上にもつながる素晴らしい事例として、応援してまいります。
ありがとうございました。