31日夕方、丸亀市の一般社団法人 英志会 丸亀市内の「丸亀子どものお城リハビリクリニック」を訪問。
中川義信代表理事(院長)、廣渕誠司事務長と「障がい児のリハビリテーション支援等」で課題・要望を伺いました。
中川院長とは、2008年7月 善通寺市の香川小児病院(現在の四国こどもとおとなの医療センター)を視察したさい、お会いしました。
当時小児病院の院長されており、病院内を案内いただきました。
「丸亀子どものお城・リハビリクリニック」は令和6年3月オープン。障がいのあるお子さんに対して出来るだけ早期から成長に合わせて運動機能や認知機能、ことばの発達や社会性に対してのリハビリ・療育を行っています。
専門医による診療や臨床心理士による心理テストを実施。また、必要に応じて理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)が運動療法や作業活動、日常の動作訓練、感覚統合療法、言語発達訓練(ことばの訓練)を実施されています。成長に応じて必要な支援は変わってきますが、お子さんを中心に様々な機種の医療スタッフがチームを組んでサポートを行います。1日40人以上の患者が県内から来院されるそうです。
理学療法・ロボケア部門では成人用と子ども用の2台の医療用ロボットHALを導入。最先端の技術を用いた理学療法を目指しています。
院長の案内で、装着型サイバーロボットHALによる歩行運動療法を見学しました。
脊髄損傷や脳卒中。神経筋難病疾患の患者に対し、BES(生体電位信号)に働きかけ、下肢関節動作をアシストするHALというロボットを用いたリハビリを実施。
高いリハビリ効果があり、大勢の子ども達の予約が入っています。
しかし、小児についてはまだ保険適用となっていない為、治療が高額となり、病院持ち出しとの事。
院長らの要望は、大人と同じようにHALを用いたリハビリが保険適用になり、多くの方々が活用できるようにとの声です。
見学では、発達障がいの子どもが作業療法士(OT)と器具を遊びながら活用している現場を視察。
また言語療法室、感覚統合療法室の個室も見学。現在、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)のスタッフは17名。
子どもたちの健やかな成長をチームで一丸となって取り組まれており、大変感銘を受けました。
今後の施策に活かしてまいります。ありがとうございました。