全日本手をつなぐ育成会 全国大会 大分大会


田中常務理事


第62回 全日本手をつなぐ育成会 全国大会・大分大会の最終日の中央情勢報告がありました。(10日)
田中常務理事からの報告は下記内容ですが、今後の大事な課題や施策です。手をつなぐ育成会の方々等や厚労省との連携で、今後の障がい者施策を進めてまいります。


課題とすべき今後の状況


地域に求める支援


【障がい者の地域生活の推進に関する検討会】
①重度訪問介護の支援拡大(現行の重度肢体不自由者に加え、重度の知的、精神障がい者に対象を拡大)
②ケアホームとグループホームの一元化(サテライト型住居創設や小規模入所施設など地域における居住支援の在り方検討)
③障害者支援区分(平成25年度 100か所でのモデル事業の実施)
④地域移行支援の対象拡大(精神障がい者に加え、保護施設、矯正施設等を退所する障がい者)

【課題とすべき今後の状況】
①知的障がい者の高齢化に伴う課題
・進む知的障がい者の高齢化
65歳を超えた知的障がい者は5万人を超える。さらに高齢になると内科的な病気が増え、身体機能・認知機能も低下。
②知的障がい者の高齢化と同居家族の高齢化
・高齢者人口 2025年ピークに(約3500万人)
・認知症高齢者 400万人台(2025年) 現在305万人
③知的障がい者と暮らす家族のハイリスクへの対応

【全日本手をつなぐ育成会としての重点目標】
①重度化、高齢化する知的障がい者への生活様式に見合った暮らしの場の確保と支援の確保
・一元化のグループホーム及び小規模入所施設対応による適切な住まいの場の確立

②単身家庭の増加、家族同居の高齢化などライフサイクルに沿った支援体制の確立
・地域の安心となる拠点の整備(地域安心支援センター、安心コールセンターの創設など)