おいり1


おいり2


おいり3


西讃地域でしかない「幸せのお菓子 おいり」の製造・販売先を訪問。「おいり」の由来など伺い、大変驚く。


おいりの生地


おいりは香川県の西讃地域で昔から、お嫁さんがもっていくとされている花嫁さんのお菓子だそうだ。

うるち米で造った小さい丸が軽く口の中でとけて、チョッピリニッキのかおり。ピンク・赤・黄・緑・白・紫・青のとりどりの色が可愛らしい。大変美味しい。

おいりを持って嫁ぐのには、婚家の一員として「心を丸く持って、まめまめしく働きます」との意味が込めらており、全国でも他の地域に見られない独特の風習。

始まりは讃岐国丸亀城主に初代生駒親正公が任命された天正15年(1587年)頃。

姫君のお輿(こし)入れの際、領下の郡家の農家の人が五色の餅花で作ったあられをお祝いに献上したところ、たいそう喜んだというのが始まり。


幸せのお菓子


夢つり菓子


装飾品として


現在、結婚のほか、出産や初節句、新築祝いなどとしても幅広く用いられている。また夢釣り菓子等、正月やひな祭りなどに食べられる装飾品としても活用されている。