厚生労働部会



織田事業部長


講師:南氏


日本アイビーエム(株)の方々


夕方厚生労働部会(渡辺部会長)が開催され、「ICTを活用した社会保障の各国の事例」について日本アイビーエム(株)織田理事(官公庁事業部長)の挨拶の後、南氏から講演をいただく。(下記骨子)

①社会保障における国民本位のサービスの提供
・ワンストップ・プッシュ型
・わかりやすい社会保障サービス

②2つのアプローチ
・統合型(オーストラリア・カナダ)
・連携型(ベルギー) *日本は連携型が望ましいのでは。

③日本における示唆
・政策実現には「お客様」のサービスに対する満足度が不可欠
・国民本位のサービスを実現する社会基盤の導入
(ICT基盤の構築・共通番号制度の必要性・十分なプライバシー保護の確保)
・政治による強いリーダーシップ・行政によるオーナシップの必要性
④各国の事例
・オーストリアのセンターリンク事例
・カナダ・サービスカナダの事例
・ベルギー・社会保障クロスロードバンク
・デンマーク・ATP(年金基金)

講演の後、活発な質疑・意見交換が行われた。

社会保障トータルビジョン検討会で今後の社会保障について党内議論されているテーマだけに重く重要な内容である。

元職場の後輩たちのプレゼンテーションを聞き、わかり易く洗練された内容に感心した。短期間の依頼に感謝である。今後のトータルビジョン検討に上記の視点など参考にしたい。