<これまでの活動記録>

限定割引が拡充された岩黒、櫃石両島の住民から喜びの声を聞く石田氏(右)と若杉市議(左)
 『櫃石島-坂出北IC 1087円→580円』
 『岩黒島-坂出北IC 918円→490円』
 公明党のおかげで瀬戸大橋の通行料金が安くなった――。瀬戸内海に浮かぶ香川県の櫃石島と岩黒島(ともに坂出市)で、瀬戸大橋の両島と坂出北インターチェンジ(IC)を日常的に利用する島民の限定割引が、3月20日から大幅に引き下げられた。8日には、通行料金の引き下げに尽力してきた公明党の石田祝稔前衆院議員(衆院選予定候補=比例四国ブロック)が櫃石島を訪問。長年にわたり高い通行料金に悩んできた両島の住民からは感謝と喜びの声が相次いだ。

 瀬戸大橋と両島の出入り口には住民専用ゲートが設置され、生活道路として利用する住民には、これまでも通常より安い島民限定割引(櫃石島―坂出北IC間1087円、岩黒島―同IC間918円)を適用していた。

 しかし、頻繁に橋を利用する島民にとっては、この料金設定でも経済的負担が大きく、市議会公明党では若杉輝久議員が定例会質問で支援策を要望。昨年2月にも櫃石島を訪れた公明党の山本博司参院議員に対し、料金引き下げを求める声が寄せられていた。

 そうした中、政府・与党の経済対策により、瀬戸大橋を含む本四高速の通行料金がETC車限定で土・日、祝日は1000円に引き下げられることが決定。しかし、島民限定割引の料金は据え置かれたことから、今年2月に開かれた石田氏と島民との懇談会では、同割引料金の引き下げを望む声が上がっていた。

 こうした島民の要望を受けて、石田、山本両氏は3月4日、金子一義国土交通相に対し、「ETC割引の恩恵を受けることができない島民に対し、実質的な料金の引き下げを」と強く要望。金子国交相からは、島民の負担軽減に配慮する旨の答弁を得ていた。

 こうした公明党の訴えが実り、島民限定割引の大幅拡充が本四高速通行料金の引き下げと同時に3月20日からスタート。新たな通行料金は櫃石島―坂出北IC間が580円、岩黒島―同IC間は490円で、これまでの約半額に引き下げられた。

 櫃石島を訪れた石田氏と島民との懇談会では、公明党と石田氏らの尽力に対する感謝の声が相次いだ。岩黒島に住む島本実さんは、「かつては、坂出市街の往復だけで1カ月6万円の通行料金がかかっていた世帯もある。料金がうんと安くなって本当にありがたい」と語っていた。

 石田氏も「皆さんの要望が実現して本当にうれしい」と答え、島の重要な産業である漁業の支援などにも全力で取り組むことを約した。

 (2009年8月14日付 公明新聞より転載)