<これまでの活動記録>

 今国会で大きな焦点となっている道路特定財源の揮発油税などの暫定税率。ガソリン価格の高値続きで国民の関心も高いが、四国では日常生活で車を運転する機会が多く、まだまだ道路整備の重要性が高いからこそ、しっかりとした認識が必要だ▼四国内の公明党議員が集って先日開かれた勉強会では、道路整備の遅れた現状について衝撃的な数値が示された。四国方面の道路未改良率は、一般国道、県道ともに全国平均を大きく上回るワースト1位。事前通行規制が行われている区間率も直轄国道でワースト1位だ▼先月30日には、高知県の女性団体「土佐はちきん連合」などが、石田祝稔衆院議員と山本博司参院議員の同席のもと、冬柴鉄三国土交通相に対して道路整備の促進と財源確保を強く要求。これからは地方の道路を整備する番だとして、暫定税率の維持を訴えた▼私たちの身近な地域で工事中の生活関連道路の整備にも、道路特定財源が充てられている。暫定税率が廃止されるとたちまち財源不足に陥り、工事がストップしてしまう事態になることを見落としてはならない。問題の本質をしっかりと見据えながら、国会での論議を注視したい。(H)

 (2008年2月10日付 公明新聞より転載)