公明党離島対策本部(本部長:山本博司参院議員)として鹿児島県屋久島を視察。
(1日)
公明党から吉田宣弘事務局長(衆院議員)、濱地雅一副本部長(衆院議員)、横山信一副本部長(参院議員)、新妻秀規事務局次長(参院議員)、平林晃本部員(衆院議員)の6人の国会議員。
鹿児島県本部 成尾信春 県代表(県議)、松田浩孝県議、森昭男県議が参加。

桜島の見える鹿児島港から 種子島屋久高速船の「ジェットフォイル」で屋久島に向かいます。宮浦港まで約2時間です。

毎分180トンもの海水を噴射しながら船体を浮き上がらせ、波の抵抗を受けずに時速45ノット(83キロ)で航走します。
波風を切って雄々しく進む姿から「海を飛ぶ」とも表現されます。シートベルトを着けて、快適の船の旅です。

昨日の離島諸島の意見交換会で高速艇の更新維持。特に荒木屋久島町長から「ジェットフォイル」の老朽化の更新支援の要望を伺いました。

「ジェットフォイル(JF)」は、川崎重工業が1987年、開発元の米ボーイングからJFの製造販売権を取得。1989年4月の国産第1号船引渡し以来、1995年までに15隻を建造。
離島航路を中心に全国各地に導入されました。そして離島航路の需要を満たしたため建造を止めていましたが、2005年前後から、老齢船の更新に備えて運航各社から建造再開を望む声が上がり、2020年、25年ぶりに建造し、東海汽船(東京)で復活しました。

「ジェットフォイル」は、老朽化の更新が課題です。令和2年3月現在、国内では7航路(うち1航路は国際航路)、21隻の「ジェットフォイル」(JF)が運航。種子島屋久高速船では6隻、東海汽船(4隻)、佐渡汽船(3隻)、隠岐汽船(1隻)、JR九州高速船(3隻)九州郵船(2隻)、九州商船(2隻)。

官民一体となる維持・活性化の取り組みが求められており、具体的には「ガスタービンの共同保有や部品・燃料等の共同購入等の協業体制の確立による経費削減・負担軽減の取り組みや地域・関係機関一体となった航路の維持・活性化の取り組み等」の検討が必要です。今後国としてもしっかり後押してまいります。

【ジェットフォイル】
米ボーイングが航空機生産の技術を生かして開発した特殊船。当初は軍事用で、1974年に旅客用が開発された。毎分180トンもの海水を噴射しながら船体を浮き上がらせ、波の抵抗を受けずに時速45ノット(83キロ)で航走する。波風を切って雄々しく進む姿から「海を飛ぶ」とも表現される。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/content/000165165.pdf