下関市で開催されたタウンミーティングに出席。


海事振興連盟 下関タウンミーテイング


海事関係者の皆様


主催は海事振興連盟で、海事都市の活性化をはかるために、各地域の海事関係者と国会議員との意見交換会ですでに10回開催されている。


下関タウンミーティング


今回は下関市で、「地域における造船業の役割海事都市下関の発展のために」をテーマに海事関係者と意見交換を進めた。


衛藤会長


最初に海事振興連盟衛藤会長(衆議院副議長)の挨拶。


中尾下関市長


地元の中尾下関市長の地元海事都市下関の紹介と挨拶。

海事業界8人の方々からの意見表明。


木内専務理事


越智社長


(造船業界)
・三菱重工業(株)執行役員 椛田下関造船所長。
・日本造船工業会 木内専務理事。
・旭洋造船(株)越智社長
【課題・要望】
造船需要の減少・船価低迷の業界
①円高の是正
②造船業界の基盤整備(武器輸出3原則の緩和を実効するための指針・新分野需要創出のための環境整備:造船技術の活用で洋上風力発電の普及促進)
③雇用の確保・人材育成、中小造船業支援


青山理事長


林理事


(内航・外航海運)
・関門地区海運組合 青山理事長
・船舶整備共有船主協会 林理事

【課題・要望】
①内航船の老朽化(全体の74%)による代替建造促進の税制面の配慮
②内航船員不足と高齢化の問題の対応
③カボタージュ制度の堅持
④外航海運業は税制改正への拡充(平成24年度に盛り込まれたトン数標準税制の拡充と実現。来年度税制改正では、船舶の特別償却制度の延長・拡充)


中本理事長


大内組合長代行


(船主・海運組合)
・日本船主協会 中本理事長
・全日本海運組合 大内組合長代行
【課題・要望】
①海上輸送路の要所であるソマリア沖鵜・アデン湾、ペルシャ湾などでの海賊問題への対処


松田先生


(海事教育)
・山口県立下関中央工業高校 松田 機械・造船科長

【課題・要望】
①内航船員の高齢化、造船業の技術・技能の継承問題等に対処するための、学校教育の充実、海事・海洋産業に関わる人材の確保・育成
②造船関係の学科の高校3校。(20校から激減)、ものづくりの関連予算10年前の1/3。特に工業高校の予算減。特に実習設備が老朽。また工業高校に力が入っていないため、縮小されている。
③造船科の教員がいない。大学で造船工学について教えられていない。国は産業教育に力を入れてほしい。


挨拶1


挨拶2


意見表明


意見表明の後、国土交通省(森海事局長・港湾局福田参事官)海上保安庁村上参事官など行政関係者から対応を説明の後、国会議員として意見表明。

円高・デフレ対策の取組み、公明党の減災・防災ニューデール政策(港湾などの整備)、造船、海運の課題解決の取組み(税制措置など)、瀬戸内海フォーラムや離島振興対策などの公明党の海事政策、産業教育・海路教育への対応等お話しする。

タウンミーティングの最後は海事振興連盟下関タウンミーティング決議を採択して閉会。貴重なご意見を伺い大変参考になった。

海事関係者からの課題・要望については、今後の施策反映や各委員会などで質問を行ってまいりたい。