「今すぐ対策を!患者数200万人・線維筋痛症の実態」NPO法人線維筋痛症友の会の主催で開催された。公明党から坂口副代表はじめ大勢の公明党国会議員が出席。約2時間の会合に最後まで参加する。


坂口副代表


講演


講師:西岡先生


東京医科大学総合研究所所長 西岡久寿先生が「線維筋痛症の病態と問題点」のテーマで講演。また30代から60代の患者4人が切実な訴えがあった。

1.線維筋痛症とは:原因不明の難治性の全身的慢性疼痛。
全身に激しい痛みがおきる病気。重症化すると軽微の刺激(爪や髪の刺激、温度・湿度の変化、音など)で激痛がはしり、自力での生活が困難。その他うつ状態や不眠、疲労感などに加え、膀胱炎など多彩な症状を示す。

2.線維筋痛症の数: 厚生省の研究班調査(2006年)で人口の1.66%。約200万人。

3.原因・治療法:  原因は不明・治療法も根本的治療法がなく、症状に応じた対症療法で対応。

4.課題・要望
①診断・治療が行える医療機関少ない(医療体制の整備拡充を)
②医療費が高く、生活できない(診療報酬・必要な新薬に保険適用を)
③労災や障害年金もなく、福祉の谷間(福祉・就労支援サービスの拡充) など等。


NPO法人線維筋痛症友の会 橋本理事長


全国から友の会の皆様が参加


保険適用など支援決意のあいさつ


2002年にNPO法人線維筋痛症友の会を立ち上げた橋本理事長や山田理事・尾下関西支部長などからの話しを伺う中、対策は急務といえる。
全国から患者の皆様が大変な思いで集われ、患者の方々の体験に涙を流しながら聞かれる姿に、胸が熱くなる。
最後に御礼も含めて、対応を進める決意をお話しする。