天安門広場の様子


天安門広場


北京の早朝の様子


人民大会堂前で


人民大会堂・安徽庁(あんきちょう)


訪中2日目。

第4回日中議員会議が人民大会堂・安徽庁(あんきちょう)で行なわれた。

最初に、李建国団長・大石団長からの基調提言の後、下記内容で議事が進む。午前中は、第1セッション。
・日中交流・議会交流
・国際及び地域の主な問題
・食品問題がテーマ。 会議は、同時通訳で状況は逐次把握できる。


第4回日中議員会議


日中議員会議


午前中では2回発言する。


日中の歴史と青年交流の大切さを訴える


・日中関係・議会交流では日中交流の歴史(中国側は曹衛洲氏)が披露され、私も日中交流の公明党との歴史と青年交流の大切さを訴える。

特に公明党の創立者の1968年9月の『日中国交正常化提言』の時代状況(国交もなく、冷戦が東西に分断。中国も文化大革命の混乱の時代)の中、①日中国交化の正常化②広く対中経済・文化交流促進の提言を表した事。

中でも、日本の1万数千人の青年に向けて

『やがて諸君達が社会の中核となったときには、日本の青年も中国の青年とともに手を取り合い明るい世界の建設に笑みを交わしながら働いていけるようでなくてはならない。この日本、中国を軸として、アジアのあらゆる民衆が互いに助け合い守りあっていくようになったときこそ、今日アジアをおおう戦争の残虐と貧困の暗雲が吹き払われ、希望と幸せの陽光がさんさんと降り注ぐ時代である。』との創立者の言葉を紹介。

その後の1974年12月の周総理との初会見。創価大との留学そして周桜の経緯。1985年3月、共青団の第一書記であった胡錦濤国家主席と共に創価学会青年部との交流協定に正式調印された歴史を通じ青年と交流の大切さを話す。

最後に周恩来総理の言葉
『両国の伝統的な友情が流れ続ける長江のようにとうとうと絶えることなく、高くそびえる富士山のように永遠に存在し続けることを心から願っております。』を通じ、総理の心を心として万代の日中友好に邁進する訴えさせていただく。


国際及び地域の主な主題について発言


また国際及び地域の主な主題は日本側を代表して下記提言について話す。

   
  発言内容(議題:国際及び地域の主な問題) 山本博司

 公明党の山本博司でございます。今回、日中議員会議の場に初めて参加させていただき、また発言の機会をいただき、心から感謝申し上げます。中国訪問は2回目となります。初めての訪中は、2008年12月に北京で行われました日中青少年友好交流年の中国側閉幕式に当時の福田康夫首相と共に参加させていただいたときです。その際、真心から大変親切に対応いただいた関係の皆様に心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
 私は日本との縁深い隣国中国に大変親しみを持っており、大学時代、中国の政治を専攻しておりました。私の尊敬する人物は貴国の周恩来総理であります。公明党と貴国との交流は、公明党の創立者、池田大作名誉会長が1968年に発表した「日中国交正常化提言」から始まり、様々な交流を通じ、本日を迎えられたことは私にとっても感激であります。ありがとうございます。
 私からは、国際及び地域の主な問題に関して、北朝鮮問題と途上国支援を含めた国際貢献について発言いたします。

北朝鮮は国際社会の強い反対にもかかわらず、2回の核実験を強行しました。核をもてあそぶような北朝鮮の行動は断じて認めることはできません。我々は国際社会と連携して北朝鮮に対して六者会合に一刻も早く復帰することを強く求めたいと思います。

 貴国は北朝鮮の六者会合への復帰を促すため、2009年10月には温家宝総理が、本年2月には王家瑞(おうかずい)中連部長がそれぞれ訪朝して北朝鮮の関係者と協議するなど地道な努力を重ねておられます。六者会合の議長国としての再開に向けた様々な努力に心より敬意と感謝を申し上げます。我が国も関係国と緊密な連携を図りながら、六者会合再開を北朝鮮に働きかけてまいります。貴国におかれましても引き続き今一歩の働きかけを是非お願いするものでございます。

 北朝鮮による日本人拉致事件は、我が国の主権及び国民の生命に関わる重大な問題であります。私は、参議院の拉致問題特別委員会委員として拉致被害者の家族の皆様とお会いし、悲痛な声をお聞きいたしました。我が国は、六者会合のプロセスを通じて、核、ミサイル、拉致の問題を包括的に解決することを望んでおります。この問題につきましても、貴国の支援を是非お願い申し上げます。

 次に途上国支援を含めた国際貢献について触れたいと思います。
 まずはメコン地域への支援です。
以下発言ではメコン地域支援とアフリカ支援にふれる。(内容省略)


曹衛洲全国人民代表大会常務委員会副秘書長と懇談


記念撮影


午前中のセッションの後、全員での記念撮影。