7日午前、松山市内にてNPO法人eワーク愛媛 難波江(なばえ)任(つとむ)理事長と食品ロス・フードバンク事業・子ども食堂・ひきこもり支援等について意見交換。現状・課題・要望等様々な観点から伺いました。

難波江理事長は「えひめフードバンク笑顔」の代表でもあり、新居浜・西条・今治・宇和島などの子ども食堂を支援しています。
公明党が進めている食品ロス削減推進法案(議員立法)についても意見交換。今後、視察等も含め、食品ロス削減めざし全力で頑張ってまいります。

【フードバンク活動】

フードバンクとは、食べることができるのに捨てられそうな食料をスーパーマーケットや食品企業等からいただき、食べることに困っている人などに配布して、有効に活用する活動です。

【フードバンクの機能】

生活困窮者に対する自立支援、子ども食堂との連携、災害支援などに役立つほか、企業や地域の様々な活動と連携することによって地域福祉の向上、地域活性化や食育の推進などに寄与することができます。
*愛媛フードバンク笑顔では2012年に愛媛で初めて活動を開始しました。

【食品ロス削減について】

・日本では1年間に発生する食品ロス(本来なら食べることができるのに廃棄されている食べ物)は646万トン。(2015年度)
・うち飲食店など事業所からが357万トン、家庭から289万トン。全体の約45%が家庭から出ている。
・全体の食品ロスを1日1人当たりに換算すると約139グラムで、茶わん約1杯分のご飯の量を捨てていることになる。
・京都市の試算によると、4人家族の1世帯から発生する食品ロスを金額に換算すると、年間約6万円。そして、そのごみを処理するために約5000円の費用がかかっています。
・世界の食料援助量(約320万トン)のほぼ2倍にあたります。(2014年WFP数値)
・国連が15年に採択した「持続可能な開発目標」(SDGs)には、「30年までに小売・消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食料の廃棄を半減させる」ことが掲げられており、食品ロスの削減は国際的な課題でもあります。