議連メンバー





発達障害の支援を考える議員連盟(尾辻会長)に副会長として出席。議員連盟は衆議院議員100名・参議院議員41名。合計141名からなる、超党派の議員連盟。


金生由紀子先生、服部教授、高木理事長ら


後半は、「トゥレット障害について」それぞれの立場の方々から説明を受け、課題、要望を伺い、意見交換を進めました。
・東京大学大学院医学系研究科 こころの発達医学 金生由紀子準教授
・神戸市看護大学 服部 兼教授
・NPO法人 日本トゥレット協会 高木直人会長・高木洋子理事


トゥレット症候群


【発達障害であるトゥレット症候群について】
トゥレット症候群は、チックとして知られ、突然出現し、繰り返す、素早い動き(運動チック)と音や声(音声チック)と主な症状とする神経の病気です。運動チックには、まばたき、顔しかめ、首ふり、肩すくめ、腕ふりなど多彩な動きがあります。

発達障害でありながら、あまり医療(医師が少ない)・教育(教員が知らない)・行政でも理解されておらず、様々な課題があります。
下記トゥレット症候群のまとめ。

①トゥレット症候群は、多彩な運動チック及び1つ以上の音声チックを有する慢性チック障害である。

②トゥレット症候群は、チックで定義される症候群であるが、強迫性障害やADHDなどの発症がしばしば認められる。
③トゥレット症候群は、脳機能障害であり、症状が通常低年齢(6歳~18歳)で発症する発達障害である。ADHDをはじめ、自閉症スペクトラム障害、学習障害という代表的な発達障害とお互いに高率に併発しあう。
④チックやトゥレット症候群について、家族や本人のみならず、学校や職場、さらに社会が理解して適切に対応できるようになる事が強く望まれる。これらが果たされると本人のQOLが高まると共に、社会の負担も軽くなると期待される。

厚労省・文科省としても改善を進めていく事もふ含め、議連として今後対応を進めてまいります。