イサム・ノグチ庭園美術館受付場所


牟礼町の風景


香川県高松市牟礼町にあるイサム・ノグチ庭園美術館を初めて見学。イサム・ノグチの表現されている世界に大変感動した。

彫刻家、イサム・ノグチの150点あまりの彫刻作品はもとより、自ら選んで移築した展示蔵や住居イサム家、デザインした彫刻庭園など全体が一つの大きな「地球彫刻」の作品となっている。

美術館は予約制(往復はがきで)で、火・木・土の1日3回と限られ写真厳禁。県外からの参加者が多かった。


庭園美術館のパンフレット


イサム・ノグチ庭園美術館バンフレット(2)


代表作「エナジー・ヴォイド」高さ3.6mの黒色花崗岩


20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチは、モニュメント、庭や公園などの環境設計、家具や照明のインテリアから、舞台美術までの幅広い活動を行った、きわめてユニークな芸術家である。

1956年、初めて庵治石の産地である香川県の牟礼町を訪れたノグチは、1969年(65歳)からは五剣山と屋島の間にあるこの地にアトリエと住居を構え、以降20年余りの間(84歳まで)制作に励んだ。

イサムノグチ庭園美術館は、ノグチ自身が使っていたアトリエがそのまま利用されている。

本年11月には、天才彫刻家イサム・ノグチの原点である母「レオニー・ギルモア」の波乱に満ちた生涯が「レオニー」とのタイトルで全国映画館で放映される。

「レオニー」関連のブログ
https://www.yamamoto-hiroshi.net/archives/cat37/2010/08/29_1978.html

【イサム・ノグチのプロフィール】
イサム・ノグチ(Isamu Noguchi、日本名:野口 勇、1904年 - 1988年)はアメリカ合衆国ロサンゼルス生まれの日系アメリカ人である。彫刻家、画家、インテリアデザイナー、造園家・作庭家、舞台芸術家。

父は愛知県生まれの日本の詩人で慶應義塾大学教授の野口米次郎、母はアメリカの作家で教師のレオニ・ギルモア。

日本での代表作に、慶応義塾大学「新万来舎」(1950)、広島の平和大橋(1952)、大阪万博の噴水(1970)、東京の草月会館ロビー「天国」(1977)、高松空港「タイム・アンド・スペース」(1989)などがある。