第70回国会 開会式


麻生総理の所信表明演説


第70回国会がスタート。午後13時より、天皇陛下ご臨席の下、開会式が厳かに開催された。

その後、衆議院・参議院にて麻生総理の所信表明演説が行われた。

「日本は強く・明るくなければなりません。日本国と日本国民の行く末に、平和と安全を。人々の暮らしに、落ち着きと希望を。そして子どもたちの未来に、夢を・・・・責任と実行力ある政治を行う事を国民の皆様にお誓いする」との就任にあたっての決意からスタート。

政局優先の民主党の国会運営については、合意形成のルール化についての要望が最初にあり、まず民主党に注文をつけ、民主党に問いかけるという異例の出だしとなる。

このあたりから、民主党など野党からの野次がうるさく、なかなか聞き取れない状況が続く。

その後、「着実な経済成長」として緊急な課題は日本経済の立て直しとして3段階3年で再生させると明言。「当面は景気対策として今年度内に、定額減税を実施を実施します。家計に対する緊急支援のためであります。」と公明党の推進した定額減税についても触れ、緊急総合対策実施を求めた。

「暮らしの安心」「簡素にして温かい政府」「地域の再生」「持続可能な環境」「誇りと活力ある外交・国際貢献」など各内容について力強く、訴えが続く。

随所に民主党に対して「国会運営のあり方・緊急総合経済対策・消費者庁・外交政策など」民主党の考えを伺うという、型破りかつ、対決鮮明な所信表明で意気込みが伝わる演説であった。

明日からいよいよ代表質問が行われ、論戦が始まる。