広島県宇品港より高速艇にのる。瀬戸内海の静かな自然を満喫しながら愛媛県松山港へ。


八幡浜市庁舎訪問。高橋市長・井上教育長など懇談


ふるさと八幡浜市の市庁舎を清水八幡浜市議と訪問。高橋市長・井上教育長と共に日土小学校を視察。


日土小学校全景


建築家松村正恒氏が設計し、日本のモダニズム建築20選のひとつに選ばれている日土小学校。1956年に建てられた中校舎・1958年の東校舎とも木造建築であるが、50年以上前の建物とは思われないほど、斬新で新鮮な感覚。太陽の採光を取り入れながらも子どもの目線で建てられている。また魚が泳ぐ川がすぐ流れる場所に建ち、自然環境との一体感が感動的でもある。


視察1


視察2(自然と一体)


視察3(採光が一杯の建物)


視察4(地元新聞からも取材)


今回、この建築物を保存しながら耐震強化を進め改修・改築する事となり、予算も組まれた。日本でも珍しい木造建築となる。(本年9月着工、来年春完成の予定。予算規模4億5980万円。)

今回市長から感謝された事は、その市財政に貢献した点である。

本年6月通常国会で公明党が推進した学校耐震強化の法案が成立し、国の補助率を2分の1から3分の2へ引き上げとなった。この建築物にも適用をお願いしたい旨、市は県・国に申請をしていた事がすぐ実現の運びとなり、約7000万位市の財政に貢献できた事である。
初めての木造の耐震化との点から県・文科省とのやり取り等の対応を含めて早期の解決となったが、本日現場を見て、重要な文化資産となる建物が保存され、来春完成と聞き、嬉しい思いとなった。


恩師井上教育長や同級生等と


一緒に視察された井上教育長は中学校時代の恩師でもあり、授業を教えていただいた。また随行された市職員も中学の同級生や学生時代の寮で共に勉学に励んだ懐かしい人達。何十年の時が一度に昔にもどったようだった。学校で記念の写真を撮る。


港湾計画・埋め立て状況


港湾計画の説明を受ける


その後、八幡浜港湾計画の現場も視察。広大な海を埋め立てして、魚市場など地域活性化の取組みの進捗状況をお聞きする。故郷の発展を祈り、応援したい。


二宮さんご兄弟と


北朝鮮に拉致された可能性のある方の家族が故郷にいた。八幡浜市保内町に住む二宮喜一さんがそうである。特定失踪者として公表された。


失踪の状況などお聞きする


7月6日「拉致被害者を救出するぞ!国民大集会IN愛媛」に参加したさい、お兄さんの二宮悦雄さんにお会いをした。今回自宅を訪問。お姉さん達も集まってこられ、お話しを聞く。

昭和37年喜一さんが24歳の時、東京品川で突然の失踪。無線通信にすぐれ、下宿には給料が封を切らず机に置かれ、失踪の理由もない。以来9人兄弟の6番目の喜一さんを探しあきらめていたが、平成15年拉致問題に関するニュースを聞き、「救う会」として活動を始めた。79歳になる長兄の悦雄をはじめ、高齢になりながらも喜一さんを探されているご苦労に本当に頭が下がる。

同じ日本人として拉致問題をないがしろに出来ない。北朝鮮・拉致特別委員会のメンバーとしても断固全員救済・解決目指し取組む事をお約束する。


綺麗な夕刻の宇和海


深い山々の奥まった中での生活。「猪が毎日出てきて、農作物を荒らすんです。」と言いながらとりたてのスイカなどいただく。帰り、宇和海の夕景の素晴らしさに心が癒される。故郷の温かさが身にしみる。