10日は島根県安来市を挨拶廻り。地元佐々木厚子市議が同行いただきました。
社会医療医療法人 昌林会 安来市在宅介護支援センター ケアプランやすぎ 福島智恵美所長補佐と介護の現状と要望について伺いました。
福島さんは、介護福祉分野に30年。ケアマネージャー・主任介護支援専門員として福祉の最前線に働いてこられました。(下記課題と要望)
新型コロナ対策では、介護職員の慰労金など7月末申請されたそうです。大変感謝されておられました。良かったです。

(ケアマネージャーの現状と課題)
1.1人の利用者に係る書類が多く、時間内に終わらない。利用者にかける時間が少なくなる。書類を減らして欲しい
2.ケアマネの高齢化に伴い、退職するが、試験を受ける人少ない。希望する人も少ない。ケアマネを増やす施策を。
3.介護福祉士には処遇改善の手当はあるが、ケアマネにはない。ケアマネの役割益々大きい。処遇改善の拡充を。

(利用者・家族について)
1.8050問題を抱える家族が増えている。要介護者の年金で生活しているケースもあり、複合的な課題の支援をお願いしたい。
2.昭和2桁世代が要介護者となって来られ、一日ディの希望が少なく、個別のサービス組み合わせをするケース増えている。
入浴ディや短時間リハ等特化したサービスにある市町村は良いが、サービスを選べない地域も多い。特に山間地では受けられない地域多い。地域格差の是正を。

(リハビリ専門職(作業療法士:OT、ST、PTの支援)
1.看護師、介護福祉士には資格取得の助成制度があるが、リハビリ専門職(OT・ST・PT)に対する助成制度の枠が少ない。(OTの資格取得に年間120万円以上かかる)
疾病後のリハビリは大変重要。リハビリ専門職の希望者が少なくなる事が心配。

伺った要望について、今後の施策等に反映してまいります。ありがとうございました。