5日午後、高松市の一部過疎地域の塩江町を地元田井くるみ市議と訪問。「公明党過疎地に関するPT」の座長として過疎支援に取り組み、交付金予算の拡充など進めてきましたので、
地元高松市での採択事業を視察し、今後の施策に反映するために本日の訪問となりました。

一般社団法人トピカ 村山淳代表理事ら役員の皆様から国の「過疎地域自立活性化推進交付金」として採択された「塩江地区集落ネットワーク事業」の概要を伺いました。

村山さんは3年前に地域おこし協力隊として高松市に赴任。一般社団法人を立ち上げ、塩江町の活性化を地元住民が主体的に関わる幸福な共同体のあり方を追求。
今回下記内容事業を採択。

【「過疎地域自立活性化推進交付金」過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業】

  • 団体名:高松市(香川県)「塩江地区集落ネットワーク」
  • 事業名:越境する文化、再生する宿場町-歴史と創造の町 塩江-
  • 交付決定額:1700万円

【背景・課題・活性化の方針等】

  • 塩江地区は、高松市の南部に位置し、讃岐山脈の分水嶺をもって 徳島県に接する。高齢化率:46.92%、
  • 3つの連合自治会(1,255世帯2,468人)による集落ネットワーク圏
  • 公共施設等:小中学校、こども園、病院、コミュニティセンター 各1個所。
  • 廃校(上西小学校)を活用してそこを拠点に交流・移住促進に取り組み、地域活 性化を図る。また、県内外の外部識者を積極的に取り込み、関係人 口を増加させながら企画の内容を常に刷新していく。

【集落ネットワーク圏で取り組む内容(交流・移住促進対策)】

◆廃校を拠点とした地域の歴史の資源化 歴史資料のアーカイヴ化と塩江温泉鉄道 (ガソリンカー)関連企画により、地域の 魅力を発信し、交流人口の拡大に取り組む。
・温泉郷として栄えた塩江町で 1929 年 から 1941 年まで運行したガソリンカー の資料調査や模型復元作業に取り組んで いる。2019 年にはアート化事業も。

◆廃校を拠点とした現代サーカス創造拠点 整備 現代サーカスをはじめとした体験、文化 事業によって、地域の様々な主体同士の連 携を推進し、地域住民の地域外交流(国際 交流含む)を促進する。

◆交流拠点となる廃校に住民主体のカフェ などをオープンすることで、住民自身の手 によるコミュニティ再生を促進する。

意見交換では様々な要望も伺いました。例えば「空き家取得が農地法の壁が高く簡単にできず、条件緩和など柔軟な対応を検討して欲しい。」「高松市の塩江町地域の内場ダムの湖面の利用の為の湖面委員会の設置。塩江温泉郷や道の駅の活性化案に地元の声の反映を」等など。

国・県・市の連携で要望実現に取り組んでまいります。