16日午後、新潟県の離島粟島の本保建男村長(粟島浦村)が国会事務所を来訪。粟島の第5世代通信(5G)に向けて海底光ファイバーケーブルの敷設等の内容について、要望を伺いました。

粟島(あわしま)は、新潟県北部の日本海にある島で、全島が粟島浦村(あわしまうらむら)に 属します。人口353人。高齢化率45%の島です。

2016年公明党離島振興対策本部のメンバーで2日間視察。医療、介護、教育、保育、観光など現場を視察し、島民の皆様との懇談会等行い、その後交流を続けております。
(2016年10月視察のブログ)

新潟県粟島(あわしま)視察⑦教育の充実へ!しおかぜ留学「子どもは島の宝・大自然と一緒に成長」(新潟県粟島浦村)

   公明党離島振興対策本部(遠山清彦本部長:衆院議員)として新潟県の離島粟島(あわしま)を訪問。本保建男村長・川村教育長らの案内で粟島島内を視察。 2日朝、粟島…

【第5世代通信(5G)活用した粟島】
光ケーブルを施設し、第5世代通信(5G)により島は大きく変わります。

通常の遠隔医療、遠隔教育がスムーズに実現するだけでなく、IOTを活用した「スマート保育園」(スマート自動体温計、音声で日誌作成など業務の効率化で保育士の事務作業削減)。5GのAIカメラによる日本海沿岸不審船の監視、ヘッドマウントディスプレイを装着する事なく裸眼で3Dを立体的に視聴する手法で粟島小中学校の学習を本土の教室と同時に行う等など。

【現状と今後】
・ADSLが2023年終了し、本土では光回線に切り替えが進んでいるが、200世帯の離島に海底光ケーブル敷設は採算を考えると困難。
・しかし村として、再生可能エネルギー実証やデジタル総合人材地域おこし企業人の受け入れ(令和2年度に新潟県で初)、ICT/IOTで政府が推進するSociety5,0 で地方創生、5Gで医療や教育に取り組む、日本海沿岸の不審船監視は島だけでなく国防上必要と考え、敷設への環境整備(NTT東日本と、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯キャリア4社)を進めている。

【要望】
海底光ケーブル敷設工事代金は16億円。村が主体となり敷設工事を行う時は国庫負担4/5だが、3セクの場合、現在適応に該当しないといわれている。村としては今後のランニング経費など考慮し、3セクを主軸に進めており、同じように国庫負担の適用を考慮してもらいたい旨の内容です。

離島など財政基盤の大変な地域での支援について柔軟な対応が求められています。情報格差をなくす為にも要望実現に取り組んでまいります。

本保村長

光ケーブル敷設計画

スマート保育園

不審船の監視