24日夕方、高知県南国市内で開催された「土居瑞先生高新大賞受賞を祝う会」に出席。

第25回高新大賞(高知新聞厚生文化事業団)を受賞された土居瑞先生。昨年90歳の卒寿を迎えられていますが、大変お元気で、毎日朝早く障がい者施設「ねはんの家」に出勤されています。土居先生とは、2012年以来毎年「ねはんの家」を訪問し、いつも障がい者福祉への熱い思いを伺い、ご指導いただいています。

長年の障がい者福祉への貢献に対し、2012年には藍綬褒章を受賞。戦後教師として、養護学校に勤務。卒業した子ども達の行き場を作る為、85年早期退職をし、私財をなげうち、高知市に無認可の知的障害者作業所「涅槃の家」を開設。「涅槃には、みんな平等に楽しく生きるという思い」を込めたそうです。ラッキョウ栽培を中心に書道など情操教育に力を注いでおられます。「親を亡くした子が最後まで温かい仲間と暮らせる施設をつくる」「私に余生はない。生涯現役」「心が大事」との言葉にいつも心打たれます。

祝う会には、各界からの来賓、経済界・行政、福祉関係者、「涅槃の会」の保護者、利用者、職員はじめ、学校の教え子など250名を超える方々が出席。
受賞記念師弟コンサートや90歳の元気な同級生たちの校歌合唱など等。心温まる和気藹々の会で、改めて土居先生の人間力の魅力に感動しました。