滋賀県大津市で開催されている「アメニティーフォーラム21」3日目最終日。本日(12日)は高次脳機能障害セッション・シンポジウムに登壇しました。

最初は基調講演「見える障害」高次脳機能障害~基礎知識から生活支援まで~
中島八十一(高次脳機能障害情報・支援センター長)

当事者である川合健一さんの「私の頭の中の消しゴムと鉛筆」の講演の後、私たちの登場のシンポジウムです。

「児童・学生時代からの就職、そして社会とのつながり直しまで~小児期の高次脳障害~」

小西川梨紗(滋賀高次脳機能障害支援センター)、片岡保憲(脳外傷友の会高知青い空理事長)、橋岡泉(滋賀県守山養護学校教諭)山本ひろし(公明党参議院議員)。コーディネーターは山口加代子(横浜市総合リハビリテーション・臨床心理士)。

様々な支援が求められている高次脳機能障害。当事者の声や支援者の方々と支援の取り組みを話し合いました。

高次脳機能障害(こうじのうきのうしょうがい)とは、交通事故や転倒により頭を強く打ったり、脳梗塞や脳出血などの脳血管障がいなど様々な原因により、脳の一部に損傷を受けた場合に起こる障がいをいいます。

その症状も様々で、注意障害、記憶障害、失語識障害、失行識障害、見当識障害、社会的行動障害など様々で一人ひとり異なる為、なかなか理解も進まず、対応が難しいのが現状です。

今まで愛媛での家族・当事者の声や高知での脳外傷友の会全国大会出席など現場を廻り実感した事をお話ししました。

愛媛高次脳機能障害を支援する会「あい」玉置会長等から要望をお聞きし・意見交換(愛媛県松山市)

28日午後、四国夏季議員研修会を終え、松山市内にて愛媛高次脳機能障害を支援する会「あい」の玉置孝美会長・石田幸政副代表・岡田周三副代表らから高次脳機能障害の現状…

「日本脳外傷友の会第16回全国大会2016in高知」②開会式・基調講演(高知県高知市)

「日本脳外傷友の会第16回全国大会2016in高知」が8日、昨日に引き続き、高知市内にて開催されました。 2日目は朝9時から開会式。片岡保憲NPO法人脳外傷友の会 高知青い…

医療・福祉の分野において支援体制と予算等(高次脳機能障害の支援普及事業)が不足しています。
発達障害者支援法のような法整備・高次脳機能障害支援法の整備が急務です。今後さらに研究し、法整備に取組んでまいります。