デジタル教科書討論会


デジタル教科書の研鑽


読み書き困難児童推定数


デジタル教科書討論会が東京大学先端科学技術センターで開催され、山本かなえ参議院議員と参加。

討論会のテーマが、「障がいのある子どものためのデジタル教科書の在り方を考える」。

討論会開催の趣旨は、
『2008年6月に教科書バリアフリー法が成立して障がいのある子どもへの教科書デジタルデータの提供が明文化されたが、一部の発達障がいなどの障がいのある子どもにはスムーズにデータ提供が行われない状況が続いている。

しかし、社会におけるデジタル書籍の急速な普及は教科書そのもののデジタル化を後押しする力となりつつあり、すべての子どもへデジタル教科書を提供しようという動きも始まっている。

ともすれば障がいのある子どもへの配慮を置き去りにしたまま進んでしまうことが懸念される教科書のデジタル化を、障がいのある子どもにとってもきちんとメリットのあるものにするためにはどうすべきかを皆様と一緒に考えてみたいとの思いでの開催された。』

話題提供として事前に
・様々な障がいからみたデジタル教科書のニーズと対立
・デジタル教科書をアクセシブルにする技術
・デジタル教科書時代を迎えるにあたり欠けてるもの等が話題として提供された。

約2時間。専門的で充実した内容。

そして15時40分頃から討論会。


山本かなえ議員と(中邑教授に)


討論会


中邑東大教授


石川静岡大学教授、樋口文部科学省調査官、教育ジャーナリストの品川氏、藤堂NPO法人エッジ代表、河村デイジーコンソーシアム会長など。 

司会は中邑東大先端研教授。

・教科書バリアフリー法の制約。特に個々のテキストデータが入手できない限界も含め法整備の改正が必要。
・読み書き困難児童推定数が
読みのひらがなが0.2% 約14000人 カタカナが1.4% 約98000人
漢字が6.9% 約483,000人の実態。
・発達障がいを含め読み書き困難な児童への対応が大事
・デジタル教科書以前の段階の教育の課題等など。貴重なご意見を伺う。

初めての参加であったが、大変参考になり、今後の政策反映に役立てていきたい。