<これまでの活動記録>

宇高航路存続で要望を受ける谷あい(右から3人目)、山本(博)(同2人目)両氏=17日 参院議員会館
 公明党の谷あい正明(参院選予定候補=比例区)、山本博司両参院議員は17日、参院議員会館で岡山県玉野市の黒田晋市長、香川県高松市の大西秀人市長と会い、両市を結ぶ宇高航路の存続に向けた緊急要望を受けた。両市の市議会議長も同席した。

 宇高航路は本州と四国間の基幹交通として1910年に開業。現在、四国フェリー、国道フェリーの2社が深夜時間帯も含め1日44往復便を運航してきたが、昨今のフェリー客離れに歯止めが掛からず、経営が悪化。両社は今月12日、国土交通省四国運輸局に3月26日の事業廃止を届け出た。

 席上、両市長は「全く寝耳に水」と突然の廃止決定だったとし、通勤や通学、病院に通院する高齢者など地元利用客が1300人程度いることや、廃止されるとJR利用で運賃が現在の約4倍になる点なども指摘。「生活航路の存続に向け、ぜひ知恵を借りたい」と協力を要請した。

 谷あい、山本両氏は「しっかり対策を検討していく」と応じた。

 (2010年2月18日付 公明新聞より転載)