社会保障制度調査会・労働政策委員会・雇用格差是正対策本部合同会議


8時30分から社会保障制度調査会・労働政策委員会・雇用格差是正対策本部合同会議が開催され、「緊急雇用対策」について政府よりヒアリングを行う。


緊急雇用対策


緊急雇用対策へ意見交換


今回の政府の緊急雇用対策の中身について。
①情勢に即応し、機動的な対応
②貧困・困窮者・新卒者支援を最優先
③雇用創造の本格的取組み
  ・効果として雇用創出は21年度末までに10万人が期待されるとの説明。

(質疑の内容)
1.既存予算のみで新たな予算措置がなく、効果がどうなのか?
   わからない。既存予算の範囲での対応

2.「緊急人材育成支援事業」で年内5万人の介護・福祉分野の確保の裏づけは?
   7月からのスタート現在(10月20日)訓練コース申し込みが2万人。
   これから11月・12月で3万人確保したい。しかし4ヶ月で2万人しか登録されていないのに、
   本当に大丈夫なのか?不安満載。

3.10万人の算出根拠は?  (来年3月まで)
   緊急人材育成支援で6-7万人・緊雇用創出で3-4万人との事。
 
   机上のプランのようで実現性は不明。
   特に主要な緊急人材育成支援事業で年内5万人も実現出来ないプランでは
   先行き不明。しかも介護などの教育コースに出ても職に何割が就けるかどうかわからず、
   算出人数は当然職の定着者の人数でやるべき。10万人算出根拠はただのスローガンか?

4.補正予算執行停止による失われる雇用の算出は? 
   出していない。

5.新卒者支援の体制強化でハローワークに「高卒・大卒就職ジョブサポーター」の緊急配備とあるが、何人で対応するのか?
   県1名位(高卒58名・大卒30名)の追加配置。既存予算のため県1名の対応が限界。
   最優先で新卒者支援というが、掛声だおれ。

上記質問に対しても、内閣府・厚労省など明確な説明がなく、対策も今までの政策の延長上。新たな予算もなく、付け焼刃の緊急雇用対策だと痛感する。雇用情勢は非常に厳しい。今後国会論戦等で糾してまいりたい。

国対役員会そして10時から参議院本会議での代表質問(自民・民主)が行われた。本日の鳩山総理答弁も時間が長く冗長であり具体策が見えないのは残念である。


事務所でのヒアリング


終了後、両院議員団会議。厚労省からの法案ヒアリング。夕方からは政調拡大部会長会議が行われた。