2日午後、認定NPO法人フローレンス 黒木健太執行役員、井上衣織サブマネージャーが国会事務所に来訪。      
下記要望について伺い、意見交換。

【要望】
● 「障害児の保育・教育支援の推進」を骨太の方針2025に明記し、医療的ケア児や障害児も含めたすべてのこどもが平等に保育・教育を受けられるよう、具体的な施策を検討・推進してください。

【現状】
● 障害のあるこどもが平等に保育・教育を受けられる環境を整備することは、こどもの成長を支え、家族の生活を安定させるために不可欠です。
● 昨年度の「骨太の方針2024」では、「全ての障害のあるこどもと家族への支援体制の整備やインクルージョンの推進等を図る」と明記され、医療的ケア児支援や家族支援が拡充されました。しかし、保育・教育の観点では、依然として十分な支援が確立されていません。

【学校付き添い問題】
● 障害児や医療的ケア児が学校生活を送る際、保護者が学校での付き添いを求められる現状があります。弊会が実施した調査によると、医療的ケア児の親の約9割が学校付き添いを経験しており、うち9割が学校側からの要請により日中も校内で児童に付き添う「校内付き添い」を実施していました。
● さらに、学校に介助員や看護師が配置されている場合でも付き添いが求められ、引き継ぎ後も校内や近隣での待機を余儀なくされるケースが多くあります。
● 家庭でのケアに加えて学校での付き添いも必要となると、保護者は24時間365日ケアにあたり続けることとなり、家庭に深刻な影響を及ぼしています。
(1)仕事との両立困難
就労している保護者の約4割が退職・休職・時短勤務などの勤務形態の変更を余儀なくされている。
(2) 心身への負担
身体的負担(約6割)、精神的負担(約6割)が顕著に見られる。
(3)家庭生活への影響
きょうだい児へのケア不足や家庭内での日常生活への支障が発生している。

伺った要望についてしっかり取り組んでまいります。

黒木執行役員らと