26日東京から移動し、午後松山市内の愛媛県美術館で開催されている「南海放送開局70年記念「石村嘉成展 いきものだいすき」を鑑賞しました。

石村嘉成さんとは2019年6月石村さん親子と新居浜市のご自宅でお会いし、以来ずっと交流させていただいています。

「生きている、ということ。躍動する野生の姿を描く」自閉症の版画家 石村さん親子と懇談(愛媛県新居浜市)

1日夕方新居浜市内の石村嘉成宅を訪問。自らの障がいと向き合いながら創作活動を続ける新居浜市在住若手アーテイスト嘉成さん。 お父さんの和徳さんと共にお会いしました…

嘉成さんは29歳。2歳の時に自閉症による発達障がいと診断。家族や医師、学校教師などの支援を受けながら、高校の選択授業で版画と出会い、本格的な創作活動を開始。母親の死を乗り越え、2013年第2回エコールドパリ浮世・絵画ドローイングコンクールで見事入選・優秀賞を受賞し、以降、国内外から数多くの賞を受賞しています。その作品は色鮮やかで、独特の感性で、見る者に強い印象を与える不思議な魅力を放っています。小さいときから昆虫や動物が大好き。親に連れられて、砥部動物園など頻繁に通い、描き貯めた絵日記やスケッチなどを基に作品製作に取り組んでいます。

父石村和徳氏と亡くなった奥様(有希子さん)との共著「自閉症の画家が世界に羽ばたくまで」~亡き母の想いを継いだ苦闘の子育て~には、石村さん家族の壮絶で感動的な記述がたくさんあります。

今回、全長26メートル!大迫力の新作が堂々完成。素晴らしいです。子ども連れで、多くの方々が県外からも来られています。
明日は来場者3万人を突破する勢いだそうです。

観賞後、石村さん親子と今回企画から運営まで担当された南海放送(株)山内孝洋執行役員らと記念の写真も撮らせていただきました。
ありがとうございました。これからも応援してまいります。

【南海放送開局70年記念「石村嘉成展 いきものだいすき」】
・場所: 愛媛県美術館 本館1階企画展示室
〒790-0007 愛媛県松山市堀之内
・期間:2023年7月15日(土)〜9月10日(日)
9:40~18:00※17:30迄に入館
・休館日: 8/28(月)、9/5(火)