参議院ODA調査第2班として1月5日から10日までの期間でブータン・タイを視察。視察3日目、7日は午前中、首都ティンプー市のジグメドルジウォンチェック国立病院(JDWRH)を視察。

ブータン保健省大臣等、病院関係者から国立病院の概要・日本からの支援の説明と病院施設内を見学。在インド日本大使館(日本)による無償資金協力は、①医療機材②救急車整備③技術協力の3分野。

1.ブータンでは非感染症疾患が国民の死因の8割を占めているが、検査機材の整備が遅れています。

CTスキャンやX線撮影装置・マンモグラフィ等の高度医療機材を整備し、各病院の画像診断能力の強化及び地域住民の医療サービスアクセスの改善を図りました。(支援金額 無償5.51億円)

病院内のCT検査やマンモグラフィーの機器も見学。これにより、インドの病院に行く事なく対応されるようになりました。

聴覚・及び睡眠時無呼吸症候群の検査を行う機材の提供を通じて、早期発見や適切な治療が可能となりました。(支援金額約800万円)

2.救急車整備計画では、55台の救急車を供与。(支援金額3.33億円)。使用している救急車も見学。

3.技術協力ではJICAボランティアの派遣で、1989年以来40名派遣。(臨床検査技師15名・看護師13名・助産婦4名・歯科医師2名など)
現在青野浩隊員が赴任。看護師として2021年7月までの予定。

医療分野での日本の支援がブータン国内でいかに頼られ、感謝されているか?現地を視察し実感できました。